2021年2月17日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
現在、歯医者さんとの共同開発による虫歯予防ができるチョコレートが話題となっています。
キシリトールが100%のものでないと意味がありません。
もし、虫歯にならないお菓子を選ぶとしたら、
パッケージの原材料名が「甘味料:キシリトール」の記載
のある物を選択しましょう。
虫歯予防だけではなくダイエットにも効果があるとされています。
チョコレートに含まれるポリフェノールには血流をよくする働きがあり、代謝を促してくれます。
また、チョコレートを食前につまむ事によって、血糖値を上げ、食べ過ぎ防止に繋げることが出来ます。
もちろんチョコレートに糖質・カロリーが多く含まれている為、食べ過ぎればダイエット効果は半減してしまいます。
カカオ70%以上のダークチョコを選びましょう。
(※虫歯にならない為には、甘味料がキシリトールであることが前提です)
あと便秘も解消できます。
カカオ70%以上のカカオプロテインを含んだチョコレートには食物線維やミネラルを豊富に含んでいます。
その為、腸内環境が整えられ、便秘解消にも繋がると言われています。
体内の活性酸素が増えることによって細胞の代謝が低下し、様々な老化現象が起こり、肌のくすみやしわ、たるみの原因になります。
チョコレートに含まれるポリフェノールには、活性酸素の働きを抑制する効果がありますので、アンチエイジングが期待出来ます。
チョコレートに含まれるポリフェノールには、ストレスを緩和させる働きがあると言われています。
また、カフェインのように自律神経を整え、リラックス効果も期待出来ます。
一般的にチョコレートは虫歯になりやすいと思われているようですが、実際はどうなのでしょうか。
甘い物は人間の体にとって必要です。
チョコレートの成分と虫歯のなりやすさ、歯医者さんのチョコレートの成分であるキシリトールについてまとめてみました。
歯の表面にはバイオフィルムという膜があり、ここに虫歯菌が付着します。
虫歯菌は食べ物の糖分を栄養として増殖し、酸を出します。この酸が歯を溶かし、脱灰という状態になります。
通常はこの状態になっても唾液が酸を中和して脱灰の歯を再石灰化するので虫歯にはなりません。
脱灰状態が長く続き、再石灰化ができない状態が更に継続すると虫歯になってしまいます。
虫歯はプラークと呼ばれる細菌の塊にいる虫歯菌(ミュータンス菌)が糖分を栄養にして酸を作り、歯を溶かすことで起こります。
しかし、チョコレートの主要成分であるカカオにはそのような原因になる糖分は含まれていません。
先程説明した通り、チョコレートを作る際に使用する砂糖等の甘味料が虫歯の主な原因になります。
スウェーデンのある研究によれば、食事の際に規則正しく甘い物を食べたケースでは虫歯になりにくく、さらに砂糖を含まないチョコレートは他のお菓子と比べて虫歯になりにくいという傾向が見られました。
キシリトールもカカオと同じように虫歯菌の栄養になる糖分を含むものではありません。
先程説明した通り、キシリトールは虫歯菌の増殖を抑制します。
更に、歯が再石灰化されるのを促進する働きもあると言われています。
チョコレートが原因で虫歯を作ってしまうことは当然あります。虫歯を作らない1番の方法はしっかり歯を磨くことです。
ダラダラ食べず、食べたら磨く、寝る前は食べない
徹底しましょう。
虫歯や歯周病の早期発見の為に
定期的な検診をしましょう。
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