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2020年10月12日

おはようございます

 

高松市春日町のハローズ内にあります

予防歯科、メインテナンス、インプラントの

たかまつファミリー歯科医院

医院長の高松です

 

今日は

歯を長持ちさせるには、日頃のブラッシングだけではなく

歯並び咬み合わせも大切ですというお話です。

 

高齢者の口腔保健の状態と全身の健康状態の関連性を調べた調査では

残っている歯の本数(現在歯数)は

物を咬む能力(咀嚼能力)に関連があり

健康や日常生活の質(QOL)に影響を与えるとされています

 

厚生省および日本歯科医師会では

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020運動を提唱しています。

8020達成者の割合は、運動開始当初の1989年調査では8%程度でしたが

2011年調査で40.2%

最新の2016年の歯科疾患実態調査では51.2%とついに過半数を超えました

 

着実にご高齢者の口腔保健状態が改善してきていることがわかります。

そして60歳ごろで歯があまり残っていない方は

将来歯が全くなくなる可能性が高く

とても危険です…

 

この8020を達成された方の

歯並び咬み合わせの状態がどのようであったのかという調査が

東京の文京区(2000年度¹)と千葉市(1998~1999年度²)で行われています。

 

その中で共通しているのは

受け口(反対咬合)、開咬の方の割合が全くの0%であったということです

 

日本人の受け口、開咬の方の割合は、それぞれ2~3%、2~6%程度と言われていますが

8020達成者はともに0%であったというのは驚くべきことです

 

前歯がしっかり咬み合わないことにより、咬合力をほぼ全て奥歯で負担することになり、

奥歯に過剰な力がかかり過ぎて早期にダメになってしまうことや

前歯を被せ物で治療して見た目には正しい咬み合わせにしていることが原因と考えられます。

 

当たり前の話ですが

基礎のきちんとした橋は

洪水が来ても壊れませんが

 

基礎の悪い不安定な橋は

何かあると壊れてしまいます

 

歯やかみ合わせも全く同じで

すべての歯がそれぞれ独立しながらも

支えあって成立しています

だから1本失うと

次々ダメになっていくのですね…

 

歯を長持ちさせるには、

日頃のブラッシングと歯科医院でのチェックやクリーニングなど口腔ケアが大切です

 

しかし、歯並び咬み合わせが悪いと、

ブラッシングが難しくなるので

結果的に歯を失う可能性が高くなります

 

さらに8020達成者に受け口、開咬の方が全くおられなかったという事実は

歯並び咬み合わせ等の口腔機能が、歯を長く保つことに密接に関連していることを物語っています。

 

一旦奥歯がダメになってしまうと

残った歯に

より多くの咬合力がかかりまた

ダメになってしまいというように芋づる式に歯を失います

これを咬合崩壊といいます

 

歯を健康に長持ちさせるには、日頃の口腔ケアだけではなく、

歯並び咬み合わせを整え、

 

仮に何らかの原因で歯を失った場合でも

インプラントなどで歯を補って

全部の歯で咬合力を満遍なく負担できるようにすることが大切です

 

東京と千葉は健康に対しても意識が高いことも影響していると思われます

 

ですがこの事実を見て

歯の健康を意識して

 

より予防に力を入れていただけると嬉しいです!

 

 

それでは今週も頑張りましょう!

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高松市春日町の歯医者「たかまつファミリー歯科」

所在地 〒761-0101
香川県高松市春日町812-1
電話番号 087-813-8788