2022年2月10日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
統計の調査では奥歯の寿命は55年と言われています。
人の噛む力の40%を支えている、といわれる第1大臼歯は6歳ころに生えてきます。
虫歯とは、虫歯菌が出した酸によって歯が溶けてしまう病気です。鉄より硬いといわれている歯ですが、虫歯菌の強い酸で溶けてしまいます。
6歳ころに生えてくる永臼歯は平均5年程度で虫歯ができてしまいます。
小さい虫歯は溶けた部分を削って除去し、歯を強くする成分の入った白い樹脂でつめます。
きれいに治ってはいますが、歯が溶けたところを除去して接着剤で埋めただけです。
ですので、今までと同じ生活習慣食生活を繰り返すと、また同じ場所のきわが溶けて虫歯が再発します。白い樹脂で詰めた歯は平均すると5年でやり直しになります。
やり直しを繰り返していくと、けずる範囲が大きくなっていくので、樹脂では強度が不足します。よって銀の詰め物で歯を修復することになります。
銀の詰め物も歯と接着することはありません。接着剤でつけるだけなので、中の接着剤が取れてしまうと接着剤が取れたところから歯が溶け虫歯が再発します。銀歯は平均7年でやり直しになります。また金属の中には金属アレルギーを誘発する成分も入っています。そういうものは少ないに越したことはありません。
銀歯のやり直しを繰り返すと、歯の頭がなくなり、歯全体をおおうかぶせものになります。しかし、かぶせものの中も虫歯になります。治療の繰り返しで歯の中の神経を除去することになります。歯の神経を失った歯は、枯れた枝のようになります。生きている時の木は曲げてもしなるので、なかなか折れませんが、枯れた木は強い力がかかるとポキッと折れてしまいます。それと同じように神経を除去した歯は硬いものをかんだ拍子に割れてしまうことがよくあります。歯は割れてしまうとまわりの骨が化膿して骨が溶けてしまうので抜歯が必要になります。
歯が無くなると噛みやすい反対側ばかりで噛むため顔が変わったりします。お口の中では、なくなった歯の両隣の歯が倒れ、かみあわせがずれ悪化します。
歯の寿命を伸ばすにはまず虫歯にならないようにすることが重要です。
歯並びが悪ければ磨き残しが多くなるので虫歯や歯周病になりやすいです。
そして虫歯や歯周病にならないようにメインテナンスに通ってください。
特に歯周病菌は唾液で感染しますので、ご家族で予防されることをお勧めします。
今現在問題のない方もメインテナンスに通って歯周病を予防しましょう。
チェアサイドにて、奥歯のの重要性と予防の大切さを
お伝えしております。
よかったら、聞いてくださいね。
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