2021年11月17日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
健康を気遣いながら生活する人が増えていますが
みなさん「歯」はいかがですか?
ついつい「痛くなってから」
歯医者に駆け込む人もいらっしゃるのでは?
歯の健康とは からだの健康 です!!!
近年は研究が進み虫歯や歯周病が
身体全体に及ぼす影響が解明されつつあります。
歯科技術もおおいに進歩しましたが
それこそ昔は過酷な治療が行われていたようですよ💦
もっと昔には「虫歯がなかった」ということも!?
縄文は4000回、平成は600回?
いったい何の回数でしょう(^^)?
今からさかのぼること四千年前。
虫歯は口の中にすむ「虫」が歯を食べて穴が開いてしまう!!
と考えられていました。
その考えが覆り
口の中の細菌が作った「酸」が歯を溶かすといったこと
が解明されたのは19世紀末だそうです。
古代の人々は虫歯に見舞われたとき
まじないや麻痺効果のある植物を利用していました。
ここまでは祈祷師の仕事です。
でもやがて手に負えなくなれば抜歯となりますが
現在のような歯科医はいません。
ここからはいわゆる「抜歯屋」の仕事。
入れ歯を作る職人が行うこともあれば
理髪師が抜歯を兼任することもあったそうです。
また今となっては考えにくいことですが
東洋、西洋問わず
抜歯は「見世物」としての意味合いも強く
道端で大道芸人によって抜かれることも
しばしばあったそうです💦
今の時代に生まれて良かったなぁ…と思いますよね。
あらためて「歯は大事にしないと」と考えさせられます。
ここまで書くと昔の人々は
「予防」しなかったのではと思いますが
ちゃんと歯のケアもしていたようです。
古代インドでは小枝の先端を噛み潰した棒で
歯を磨いていたといいます。
他の地域でも歯磨きに使われたと思しき
動物の骨などがみつかっていて
現在のようにブラシ部分があるものも発見されています。
日本では平安朝の頃に
楊枝で歯のケアをすることが広まり
塩などを使って指で磨くこともありました。
余談ですが江戸時代には「入れ歯」もあり
かの徳川家康も木製の入れ歯を使っていたとか。
では古代よりももっとさかのぼって
原始時代はどうだったのか?
なんと虫歯自体が存在しなかったといわれています!!
調理するといえば「焼く」くらいで
ほとんど硬いものしか口にしなかった時代です。
硬い食べ物は必然的に「噛む」行為を強いるので
その分唾液が分泌し
口内の細菌を洗い流すとともに
「酸」を中和する作用が働いていたんでしょうね。
「煮る」「炊く」などの調理法を
人類が覚えて食べ物が柔らかくなると
噛む回数も減りはじめました。
一説によると一回の食事で「噛む」行為は
縄文時代には4000回
戦前で1500回
そして今や600回といった具合に激減しています。
同時に柔らかい食べ物は歯にこびりつきやすく
虫歯や歯周病の原因となる
歯垢(プラーク)が生じることになります。
充分に「噛む」ことができない状況は
身体にとっても悪影響を及ぼします。
胃腸などの内臓系にも負担をかけますし
頭痛や肩こり、姿勢の悪化
顔の表情筋の衰えがもたらす脳の働きの低下など
挙げればきりがありません。
また口内の歯垢に含まれる
黄色ブドウ球菌などが誤って肺に至り
肺炎を引き起こすといった
調査結果も発表されています。
そこで今から柔らかい食べ物は厳禁!
といっても無理ですよね…笑
でも意識して噛む回数を増やすことはできます。
さらに食後に生野菜やリンゴなど
歯ごたえのある食物繊維を食べることによって
その食材が歯垢を落としてくれる効果がありますよ。
もちろん食事のみならず
歯ブラシや糸ようじなどでケアすることも
必要不可欠です(^^)/
ぜひ皆さん
身体を気遣うのと同じように
歯にも気配りをしてみてくださいね♪
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