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2021年8月5日

Q.フッ化物は虫歯予防に良いのか?

 

A.フッ化物応用は、もっともエビデンスレベルの高いう蝕予防法です!

 

 

フッ化物には、①歯のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトの結晶性の改善、②フルオロアパタイトの生成、③再石灰化の促進、④殺菌・酵素作用の抑制という4つのはたらきがあります。①〜③は歯質を強化し、耐酸性を向上させ、④は酸の生産を低下させます。歯はのアプローチとプラークへのアプローチがあり、これらが抗う蝕作用をもたらすわけです。

フッ化物以外のう蝕予防法としてシーラントや食事のコントロール(甘いものを控える、就寝時の哺乳瓶使用を控える)ブラッシング、デンタルフロスの使用らメインテナンスなども挙げられますが、米国予防医療研究班がエビデンスレベルをもとにう蝕の予防方法を評価したものによるとフッ化物応用とシーラントはエビデンスレベルがもっとも高いとされているそうです。

 

日本でのフッ化物応用は、3種類あります!

日本では全身応用(水道水フロリデーション、フッ化物サプリメント、食品へのフッ化物添加)は行われていませんが、3種類のフッ化物局所応用が利用できます。セルフケアとしてフッ化物配合歯磨剤、セルフケア・コミュニティケアとしてフッ化物洗口、そしてプロフェッショナルケアとしてのフッ化物歯面塗布です。これらをライフステージやカリエスリスクに応じて選択し、効果的に用いることがじゅうようです。

 

 

I、フッ化物配合歯磨剤

年齢 : 歯の萌出直後〜

頻度 : 毎日

歯が萌出してから生涯を通して、歯をもつあらゆる年齢の人が利用すべきセルフケア用品です。多くの人にとって、もっと身近なフッ化物応用であると考えられます。毎日使用することで再石灰化の促進に役立ちます。ブラッシング習慣が広く普及している今日では、フッ化物配合歯磨剤が歯へのフッ化供給のもっとも主要な手段です。

 

 

Ⅱ.フッ化物洗口

年齢 : とくに 4歳〜14歳

頻度 : 毎日または週1回

萌出した永久歯を守るための予防方法の一つで、ブクブクうがいができるようになってから始めます。「毎日法」と「週1回法」があり、5〜10mlの洗口液で30秒〜1分間洗口(ブクブクうがい)をします。家庭など個人単位で行うほか、学校や施設単位で集団的に行います。家庭では、週1回だと忘れがちになってしまうので、毎日行うことをお勧めします。成人や高齢者の歯頚部や歯根面のう蝕予防にも効果があるそうです。

 

 

Ⅲ.フッ化物歯面塗布

年齢 : 歯の萌出直後〜(とくに1〜13歳)

頻度  : 少なくとも6ヶ月に1回

歯の表層へのフッ素の取り込み量が大きい、萌出直後の歯に対して行うのがもっとも効果的で、とくにう蝕のできやすい萌出後2〜3年間の間は歯科医院んなどで継続して繰り返し塗布することが大切です。成人・老年者の歯根面う蝕の予防にも効果的です。

 

歯科医院などでの定期的なフッ素塗布と家庭での毎日のセルフケアを行う事によって生涯、大切な歯を健康にたもちたいですね!

フッ化物配合歯磨剤も取り扱っております。

(コンクールFジェルコート、レノビーゴ、ビーブランド、ミラノール)

ご質問などは来院の際にお気軽にお声かけ下さい!

 

高松市春日町 たかまつファミリー歯科医院 受付 佐々木 でした。

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