2021年2月7日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
毎日マスク生活で息苦しくないですか?
私はお腹が胃や肺を圧迫して
(;´Д`)ハァハァしてしまいます…
大人も子供もマスクの着用が
すっかり当たり前になりましたね。
2月下旬からワクチン接種が始まったとしても
感染そのものを防げるわけではないため
まだまだマスクは手放せなさそうですね。
そんな状況下で心配なのが
やはり「口呼吸」の弊害です((( ;゚Д゚)))
マスクを着用していると
どうしても息苦しさを感じます…
そのためふと気づくと自然と口を開けて
「口呼吸」になっている人はいませんか?
人間は本来「鼻呼吸」するのが
自然な状態だとされています。
鼻にはたくさんの機能が備わっていて
鼻から息を吸うと鼻毛や鼻の粘膜が
空気中のほこり、ウイルス、微生物などを
取り除いてくれます。
また空気が出入りする肺を保護するため
鼻腔から咽頭、気管を通る過程で
外気の温度や湿度を適度に調節する働きもあります。
鼻は空気清浄機、エアコン、加湿器の機能が
搭載されているのです!!!!!
しかし口呼吸していると
そうした機能が十分に働かなくなるため
ウイルスや細菌が体内に直接侵入したり
感染症にかかりやすくなったり
免疫力の低下につながってしまいます。
更に口呼吸は口の中が乾燥し
唾液が減少してしまいます。
その結果、口腔内の環境を悪化させ
色々な弊害をも引き起こします。
なぜ唾液が減少するといけないかというと…
唾液にはいくつもの重要な働きがあります。
①口腔内の細菌や食べ物のカスを洗い流す洗浄作用
②口腔内に侵入した細菌の活動を抑え込む抗菌作用
③口の中のpHバランスを調節する緩衝作用
④歯のエナメル質が溶ける脱灰の進行を防いで虫歯リスクを軽減させる再石灰化作用
⑤口腔内の粘膜、歯、喉を覆って保護する作用
⑥舌や喉の動きをなめらかにして食事や会話をスムーズにさせる潤滑作用
⑦食べ物を分解して消化を助ける作用
⑧傷ついた組織を修復する作用
などが挙げられます。
口呼吸による唾液の減少は
こうした働きを低下させてしまうため
感染症にかかりやすくなったり
虫歯や歯周病を招くリスクをアップさせます。
実際加齢によって唾液の量が少なくなっている方は
飲食物やたばこのヤニなどで歯が着色しやすかったり
歯周病の原因になる
歯石やプラーク(細菌の塊)の量も多いです。
歯周病は、がん、心臓病、糖尿病、認知症といった
色々な病気にかかりやすくなることがわかっています。
口呼吸が深刻な病気につながる危険もあるのです!
■子供の歯並びや姿勢に悪影響を与えるリスクも…
さらに口呼吸が子供の成長に
悪影響を与える可能性もあります。
口呼吸では口を開けた状態が続きます。
すると口を閉じているときは
上アゴについているはずの舌が
口を開けたままだと
下の前歯の裏側に下がることになり
舌と口の周りを支える筋肉のバランスが崩れます。
すると成長期の子供のアゴの成長や歯並び
そして姿勢にも悪影響を与えてしまいます。
また口を閉じる際に使う筋肉が衰え
徐々に締まりのない顔つきになってしまう
可能性もあります。
マスク着用の息苦しさから
自然と口を開けて口呼吸になっている子供が
増えているので注意が必要です。
マスクは飛沫感染を防ぐだけでなく
鼻、口、喉を潤して健康を守る効果があります。
しかしマスク着用によって
口呼吸がクセになり慢性化してしまうと
逆に健康を害するリスクが出てきます。
マスクの下でも鼻呼吸を意識しましょう!
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