2023年1月7日
おはようございます
高松市春日町のハローズ内にあります
予防歯科、メインテナンス、インプラントの
たかまつファミリー歯科医院
医院長の高松です
お子さんの
歯並びが悪くて気になっている親御さん
お子さんの矯正治療の開始時期の
最適期は6~9歳です
その意味について説明いたします
①上あごの成長期は9歳くらいまで
人の体は大事な所から成長します
皆さんもそうだったように
まず脳や神経が発達し
思春期と呼ばれる13歳ころに
身長(手足)が伸び
最後の16歳ころに
性器が成熟します
生殖は生きるためには重要なことではないので後回しになります
あごの成長も全く同じなのです
上のあごは神経のかたまりである脳に非常に近い場所にあります
さらに上あごの周りには
目、鼻、のど、耳など生きていくうえでとても大事な組織とくっついています
よって上あごの成長はそれらの組織と相互作用を起こします
つまり上あごの成長は
脳や呼吸、鼻、目、耳などに
ダイレクトに影響を与えます
だから上あごの成長は最も重要なことの一つであるために
7歳までに90%
9歳までに100%
成長します
そして下のあごは
上あごの下に筋肉と一緒にぶら下がっているだけです
下あごも大事ですが
神経よりは緊急性が低いので
思春期の13歳頃に下あごが成長します
人の体は本当によくできています
話は飛びますが
最近とても多い反対咬合
これの問題点は
成長期の9歳までの間
成長したいのに
下のあごがうえのあごの成長を阻害しているという事
これが一番の問題点になります
ですので
反対咬合は必ず6歳ころの早期に
矯正治療をされることを強くお勧めします
なぜなら上あごの成長期は9歳までだからです
ここまでお読みいただいている方は
お分かりいただけると思います
この子も7歳から矯正治療に取り組み
上あごを拡大しました
結果
まだ治療は終了していませんが半年足らずで
かなり反対咬合が改善されてきました
つまり成長期に間に合ったのです
これからも治療は続きますが
下あごにより成長が邪魔されるという事はなくなったので
一安心ですね
もちろん見た目もよくなりますが
一番の目的は健康に生きることです
その目的の手助けができたことは
本当に幸せなことです
②骨がやわらかいから効果が出やすい
9歳の女の子です
厄介なことに女の子は男子よりも成長が1.2年ほど早いのです
要は早く大人になってしまいます
この時期に歯並びが悪くなってきて矯正治療を開始しました
永久歯を抜きたくないので
あごを拡大しました
特殊な装置を使って
何とか拡大できましたが
骨が固くて拡大が少し足りなかったので
下の歯がきれいに並ぶだけのあごの大きさを確保することが出来ませんでした
やはり骨がやわらかい6歳前後に治療を行うことで
成長期のあごの成長の手助けも受けることが出来るので
矯正治療は早めのほうがよいです
拡大量が足りなかったら後戻りのリスクも出てきます
歯並びは見た目だけの問題ではありません
その子の健康面での人生を大きく変えることもできます
是非ご相談ください
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