2021年1月16日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
先日岡山大学から
家庭で10年以上受動喫煙にさらされていた若者は
そうでなかった若者より虫歯になりやすい!
との調査結果が発表されたそうです。
受動喫煙は体にもちろん悪影響なことは知っていましたが
まさか歯にとってもよくない影響を与えるとは…😨
受動喫煙の影響は乳歯(こどもの歯)にもあるそうで
出生後4か月で受動喫煙が確認された子どもは
タバコを吸う人がいない家庭で育った子どもに比べて
3歳の時点で約2倍虫歯ができていたそうです…
タバコの煙に含まれる化学物質は
何らかの影響を及ぼして口の中の環境を変え
虫歯になりやすくなるなど
歯にとってよくない影響を与えるそうです…
虫歯は歯の質、食事、口の中の細菌、時間の経過の要因が
重なりあった場合にできると言われています。
虫歯の原因菌としてミュータンス菌が挙げられますが
ミュータンス菌は糖分を取り込んで分解し
エネルギーにして酸を作り出します。
歯の表面にあるエナメル質は
酸によって溶ける性質があります。
時間が経つにつれ
ミュータンス菌によって作り出された酸によって
エナメル質が溶かされ虫歯になります。
ここで口の中の汚れを唾液が洗い流したり
血液に含まれる白血球の働きで
体に有害なものを排除したりすることができれば
虫歯のリスクは下がります。
しかし残念ながら
タバコの煙に含まれるニコチンには
唾液の分泌を抑え、血管を縮める作用があるため
虫歯のリスクを下げることが難しくなります。
副流煙にさらされた若者や子どもの歯が
虫歯になりやすいのは
ニコチンの作用が影響している可能性も考えられます。
タバコの煙は吸っている本人が吸う主流煙よりも
火の点いたタバコの先から直接出る副流煙の方が
有害物質が多く含まれていることがわかっています。
虫歯ができた要因は副流煙以外も
もちろん考えるべきですが
愛煙家の方がいらっしゃいましたら
ご家族の健康のことも考えて
禁煙を考えてみませんか?
タバコを吸っていると
歯周病のリスクも格段にあがります!
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