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2021年12月4日

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)

今日は重症化すると

歯を失くす恐れもある「歯周病」について

お話します。

歯周病は初期の段階では

痛みなどの症状が少ないため気づきにくく

進行して初めて気づくことも多い

やっかいな病気です。

歯周病は早期発見・早期治療が大事!

小さな兆候を見逃さないように

初期症状をお伝えさせてください。

歯周病は長い時間をかけて

ゆっくりと進行していく病気です。

痛みや明らかな症状が出るのは

ある程度進行したあとです。

初期の段階では

病院へ行く必要性を

感じないほどの症状なので

つい放置しがちです。

このため知らず知らずのうちに

悪化させてしまうケースが多いようです。


こんな症状ありませんか?

朝起きたときに、口の中がねばつく
歯を磨いたときに出血する
歯ぐきに赤みがある
歯ぐきがときどき腫れる
硬い食べ物が噛みにくい
口臭が気になる
歯が浮いたような感じがする

これらは歯周病にみられる症状です。


さらに進行した歯周病では

こんな症状も加わってきます。

歯茎から膿が出る
歯ぐきが下がって歯が長く見える
歯の間に食べ物がよく挟まる
歯がぐらつく
口臭がきつくなる


歯周病は歯の病気ではなく

歯を支える歯ぐきや

顎の骨などの歯周組織の病気です。

不十分な歯磨きと

歯科医院でのお手入れ不足で

歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに

バイオフィルム(細菌塊)がたまり

バイオフィルム内にすむ歯周病菌の影響で

歯周組織に炎症が起きる細菌感染症です。

歯周ポケットは

深さが3mm以内なら正常ですが

4mm以上に深くなると

歯周病の可能性が高いと考えられます。

50代以上の半数は歯周病!?

歯周病の発症には

年齢や口内環境も影響しています。

年代別では40代から増えてきて

50代以上の約半数が歯周病となっています。

また日本人が歯を失う原因としては

虫歯と歯周病が二大原因ですが

40代後半からは

歯周病の割合が高くなっています。

口内環境が悪い人は歯周病になりやすく

悪化しやすいので注意が必要です!

こんな方はいませんか?

歯磨きが不十分な人

歯並びが悪い人

歯の間にすき間がある人

噛み合わせが悪い人

歯の詰め物や被せ物が合っていない人

こういった方は磨き残しが出やすく

歯周病の原因である

バイオフィルムがつきやすくなります。

またタバコを吸う人は

歯ぐきの血行が悪くなって

抵抗力が弱まるため

歯周病のリスクが高まります。

歯ぎしりや噛みしめ癖のある人は

歯に強い噛み合わせの力がかかります。

この力が歯周組織にダメージを与え

歯周病を悪化させます。

歯ばかりか体全体にも影響を及ぼす

実は怖い病気です。

軽く考えずに早めにケアすることが

大切になります!

歯周病の早期治療は

重大な病気の発症リスクの軽減に役立つことも


歯周病菌は

歯周ポケットから血管に侵入して

血液に混ざって体内の臓器をまわり

慢性の炎症を起こします。

特に動脈硬化とつながりが深く

脳梗塞や心筋梗塞などの

血管の病気発症リスクを

高めることがあります。

この他にも歯周病の早期治療は

肺炎・認知症・慢性腎臓病

糖尿病・がんなど生活習慣病の予防に

有効と考えられています。

また初期なら治療もシンプルで

症状の改善も早いです。

初期段階なら

歯科医院で歯垢と歯石を除去することで

健康な状態に戻せます。

また適切な治療を受けることで

歯茎や骨の破壊を予防できます。

治療期間も短く費用も少なく済みます。

しかし放置して症状が進行すると

外科的な処置が必要になることもあります。

さらに歯周組織が破壊されれば

抜歯する可能性も高くなります。

重症化に伴って大がかりな治療になり

時間も費用もかかります。

なにより歯周病の早期治療は

将来の生活の質を落とさないことにた

繋がります!

万が一、抜歯しても

インプラントやブリッジ・入れ歯などの

治療があります。

とはいっても

やはり自分の歯を失うことで

噛む力が弱まります。

自分の歯に勝るものはありません。

硬いものが食べづらくなり

食べられる食品が限られてしまいます。

食の楽しみが減ることで

食事量が減るなど

体調に悪影響が出る場合もあるのではな

ないでしょうか…

「自分自身の歯で食べられる」

ということはとても大事なことです!

年をとったときの

人生のQOL(生活の質)や

健康の維持にも大きな影響を与えるので

歯を失くすことは

できる限り避けたいものです!

初期段階で食い止めること

そして再発予防をすることが

歯周病対策のポイントです。

それにはセルフケアだけでは限界があります。

専門的なケアも必須です。

歯周病菌が悪さしにくい

口内環境を作るための4つの対策を

お伝えさせてください。

①自覚症状が無くても

歯科クリニックでチェック


上で紹介した歯周病の症状があったら

あるいは特に症状がなかったとしても

自己判断せずに

一度歯科クリニックで検査を受けましょう。

歯周病なのかどうか

今の状態を診断します。


②歯磨き指導を受けて毎日実践しましょう

歯周病の直接的な原因は

バイオフィルムです。

歯周病の改善・予防には

バイオフィルムが悪化しないように

毎日の丁寧な歯磨きで

プラークをきちんと取り除くこと!

が基本となります。

ちゃんと磨いているつもりでも

自分なりの癖があって

磨き残しがどうしても出てしまいます。

歯科医院での歯磨き指導で

正しい磨き方や自分の磨き癖を

お伝えさせてください。

コツを意識して磨くようにすると

歯に汚れがつきにくくなり

口腔環境が改善していくのが

実感できるはずです。

歯ブラシだけでなく

歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って

歯の間の汚れをケアするのもおすすめですよ!

③生活習慣を見直してみる

歯周病にかかりやすくなる要因としては

生活習慣や基礎疾患も挙げられます。

たとえば偏った食生活

疲れやストレスの蓄積

喫煙習慣など

心当たりのある人は要注意です。

また糖尿病などの病気にかかっていると

歯周病が進行しやすいといわれています。

意識して栄養バランスの良い食事をとる

休息やリラックスする時間を持つ

ストレスを解消する

禁煙するなど

できることから歯周病対策を始めてみませんか

④定期的なクリーニングなどメンテナンスを!

歯磨きをきちんと行っていても

バイオフィルムや歯石を

自分で完全に取り除くのは無理があります。

そこで大事なのが

治療がいったん終わった後も

歯科医院で

定期的にメンテナンスを受けること!です。

歯のクリーニングや

歯磨きのチェックを受けることで

歯茎を良い状態に保ち

歯周病の進行を未然に防ぐことができます。

歯のトラブルの早期発見にも役立ちます。

歯ぎしりや悪い噛み合わせ

また歯の詰め物や被せ物の不具合が

歯周病の一因になっている場合でも

すぐに対処でき悪化を食い止められます。

メンテナンスの頻度は

状態により異なりますが

通常3ヶ月に一度が目安です。

歯周病で歯を失くさないためには

なにより初期のうちにケアすること!です。

同時に毎日の歯磨きといったセルフケアや、

歯科医院での専門的なケアで

予防することが大切です。

40代後半から50代は歯周病が増えてきます。

今こそ口腔ケアをスタートするタイミング!

年を重ねても自分の歯で食事を楽しみ

健康な毎日を送れるように

歯周病を発症・進行させない習慣を

身につけませんか?

私たちにも健口のお手伝いを

させて頂けませんか?

ご来院をお待ちしております。

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高松市春日町の歯医者「たかまつファミリー歯科」

所在地 〒761-0101
香川県高松市春日町812-1
電話番号 087-813-8788