2024年11月14日
小児矯正治療は6歳前後の早期から始めることが推奨されています。
近年、小児矯正治療は6歳前後の早期から始めることが推奨されています。
この年齢は、子供の成長段階において非常に重要な時期であり、歯並びや噛み合わせを改善するために大きな効果を発揮することが多いです。
早期の矯正治療にはさまざまなメリットがあり、子供の将来の口腔の健康や顔貌、そして全身の健康にも良い影響を与える可能性があります。
以下では、6歳前後の早期に矯正治療を始めるメリットについて詳しく説明します。
小児矯正の最大の特徴は、顎の成長を利用して歯並びを改善することです。
6歳前後は、まだ顎の骨が柔らかく成長しているため、顎の形を適切に導くことが可能です。
歯が永久歯に生え変わる前に顎の成長をコントロールすることで、歯が正しい位置に生えやすくなり、後々の歯並びを整えやすくなります。
例えば、歯列の狭さや噛み合わせの不正(上顎前突や下顎前突など)が早期に認識され、顎の拡大や調整を行うことで、将来的に抜歯を避けることができる場合もあります。また、顎の成長を促すことで、顎関節にかかる負担を軽減し、成長過程での不正咬合を未然に防ぐことができます。
早期に矯正を開始すると、永久歯が生え始める前に位置を調整することが可能です。乳歯が抜けた後、永久歯が生えてくるスペースが十分でない場合、歯が不規則に生えてきたり、重なり合ったりすることがあります。これを放置すると、後々矯正治療が必要になる場合が多く、治療期間や費用が増加することになります。
しかし、6歳前後の段階で矯正を始めると、歯のスペースを確保するために、早期に拡大装置や矯正器具を使用して永久歯の位置を正しく誘導することができます。これにより、歯並びが整う可能性が高まり、後の治療がシンプルで済むことがあります。
6歳頃は、顔の骨格や形が急速に発展する時期です。
顎の成長や顔の骨の発達が続く中で、矯正治療を行うことで顔のバランスを整えることができます。
特に、前歯の噛み合わせが深い(過蓋咬合)場合や上顎が出すぎている(上顎前突)場合、矯正治療を早期に行うことで顔のプロポーションが改善され、見た目のバランスを良くすることができます。
また、歯並びが整うことで口元が引き締まり、顔全体の印象が良くなることが多いため、子供の自信にもつながることがあります。
これにより、成長過程での心理的な影響も良い方向に向かうことが期待できます。
6歳前後の段階で矯正治療を開始することで、歯並びや噛み合わせに関する問題を早期に発見することができます。
私達は、定期的な検診を通じて、歯の発育に問題がないかチェックしています。
もし、歯並びや噛み合わせに異常があれば、早期に対応することで、将来的な問題を最小限に抑えることができます。
例えば、歯と歯の間に隙間ができすぎている、噛み合わせが不十分で食べ物をうまく噛み砕けない、歯が重なっていて磨きにくい場合など、早期の矯正治療によって歯磨きのしやすさが向上し、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
また、嚙み合わせの問題が早期に解消されることで、食事が楽しくなり、発音や呼吸にも良い影響を与えることがあります。
6歳前後での早期矯正治療は、顎や歯の成長を利用するため、治療がスムーズに進むことがあります。
顎の成長を促進させたり、歯の位置を誘導することで、後々必要となる矯正治療の期間が短縮される可能性があります。
例えば、永久歯が正しい位置に生えるために必要な準備をしておくことで、通常の矯正治療が短期間で終了することがあります。
さらに、早期に治療を始めることで、将来的に抜歯を避けることができる場合もあります。これにより、治療の複雑さや治療費が減少し、よりスムーズな矯正治療が期待できます。
矯正治療を早期に行うことで、子供が成長する過程で自信を持つことができます。
歯並びが悪くて学校でからかわれることが心配な親も多いですが、早期に治療を始めることで、子供は自分の歯並びや笑顔に自信を持つことができ、社会的な影響を減らすことができます。また、早期に改善されることで、成長段階でのストレスや不安が減少する可能性もあります。
6歳前後から小児矯正治療を始めることには、顎の成長を促進し、歯並びや噛み合わせを予防する効果があるほか、将来的な治療期間の短縮、顔貌の改善、そして子供の心理的な成長にも大きなメリットをもたらします。早期矯正治療は、成長を味方につけることが出来るため非常に効果があります。
後々の治療を軽減し、より健康的で快適な生活をサポートするため、できるだけ早めに当院にご相談ください。
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