2025年12月16日

いつもお世話になっております。

2025年もあと15日で終了です。40歳を過ぎたあたりから時間の経過がより早く感じるようになりました

今年は8月にハローズ春日店さんから500m北の移転しました。ロードサイドになので、視認性が良くなりました。診療台も7台に増え、お子さんの体感をきたえるトレーニングルームも作ることが出来ました。削らずにお子さんの健康な育成をサポートする、という目標を達成できるよう頑張っていきます。

そして2階には技工士さんと連携できる環境も作りました。自費治療など歯の色や形の修正など細かい対応ができるようにするためです。おかげさまでより良い治療を提供できています。

今回のタイトルにもありますが、当院は通常の「ジルコニア」という自費治療の被せものを今まで採用しておりましたが、今回「エンジェルクラウン」という少し安価なジルコニアクラウンを技工士さんと検討を重ねた結果、採用することにいたしました。

上記の表をご参考ください。

まずは「エンジェルクラウン」を採用した経緯をお伝えします。

まず一つ目は、当院を信用してくださって来院いただいた患者さんに出来るだけ良いものを提供したい。という思いです。

保険の銀歯はアレルギーの原因になりますし、接着剤もより良いものがあるのに点数が決められているので使用できません。

体に良くないものを患者さんに入れて私はいったい何をしているのだろう？という思いは強くなっていく一方でした。ただ、当院のジルコニアは77000円かかります。1本や2本であれば良いでしょうが、たくさんの歯の治療となった時に費用の負担が増す事も理解できます。

そこで技工士さんと必要経費や接着剤、人件費などコストを計算し、ギリギリで提供できるジルコニアを採用することにしました。

これが理由になります。

素材は両方とも同じジルコニアという炭素からできた素材です。人工ダイアモンドといわれるものと同じです。強度が強く、炭素のかたまりなのでアレルギーの心配がありません。

エンジェルクラウンに使用する接着剤はジルコニアに使用する良い接着剤と処理剤を使用しています。しかし、細かい話になりますが、技工サイドでのグレーズ処理やステイン処理などのより天然の歯に近づけるような色やかつや消し加工はしません。そして歯の型を取るときも従来と同じアルジネートという粘土で型取りをします。ジルコニアに関してはシリコン印象という高精度の型取りや口腔内スキャナーを用いて型取りするのでより精度が上がりますが、経費の関係で出来ません。

そして保証が3年ではなく1年という点も異なります。以上がジルコニアとエンジェルクラウンの違いです。

口の中は非常に過酷な環境です。湿度はつねに１００%、毎日硬い者同士でかみ合わせます。寝ている時に歯ぎしりやくいしばりなどでダメージを受け続けることもあります。保険の銀歯では接着剤が溶出して外れたり、唾液の腐食作用で金属イオンが体の中に溶けだしてアレルギーを引き起こす可能性も示唆されています。

出来るだけ治療のやり直しを減らし、体に安全なものを使用してほしい、という強い思いが今回のエンジェルクラウンになりました。

お口の中の銀歯をすべて無くしたい、という方や将来の健康のために投資したい、という方ぜひお問い合わせください。

「健康がすべてではないが健康を失うとすべてを失う」

健康を失う前に、歯を失う前にぜひ予防処置をしてください！

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