2021年9月30日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
たまに患者さまから
『母に似て歯が小さい頃から弱くて…』
など耳にすることがあります。
確かにあまり歯みがきを頑張っていないのに
「虫歯にならない人」がいる一方で
歯みがきをこまめにやっているのに
「虫歯ができてしまう人」がいます。
この違いは何でしょうか?
歯の強さ(虫歯のなりにくさ)を決める要素には
次のことがあります!!
☆歯の強さが決める要素
①体質
歯の強さを決めるものに
体質が関係していることもあります。
例えば生まれ持った細菌への抵抗力
そして唾液の性質などがあります。
唾液が少なく粘りがあると虫
歯になりやすい傾向があります。
②むし歯菌の数
むし歯は細菌感染症です。
ほとんどは乳幼児期に親から感染します。
感染する年齢が低いほどむし歯菌の量が多くなり
その後の人生でむし歯になりやすくなると言われています。
③歯ぎしり
歯ぎしりをしていると
歯に非常に強い力がかかります。
すると、歯にヒビが入ってしまうことがあり
そこから細菌が侵入してむし歯になりやすくなります。
④歯並び・噛み合わせ
歯並びが悪いとすみずみまで磨くことが難しくなるため
むし歯のリスクが高まります。
また、出っ歯や開咬
(かみあわせても前歯がかみ合わない状態)などでは
口が閉めにくいことにより口の中が乾燥し
唾液の作用が働きにくくなるため
むし歯になりやすくなります。
⑤食事の仕方
間食が多い人や糖質の摂取量が多い人
酸っぱいものを好んで食べる人は
むし歯菌がつくる酸や
飲食物に含まれる酸で歯が溶けやすくなります。
また繊維質を取らず
やわらかいものばかり食べている人は
歯垢が溜まりやすく
むし歯になりやすい傾向があります。
⑥歯の質
歯自体の質が強い弱いもあります。
子どもの歯は妊娠中につくられ
歯の質はこの時期にほぼ決まってしまいます。
乳歯の芽である歯胚は
妊娠7週目頃からつくられます。
妊娠4か月頃からは
歯胚にカルシウムやリンなどが沈着し
かたい歯がつくられていきます。
また同じく妊娠4ヶ月頃から
永久歯の歯胚もいくつかできはじめ
出生時にカルシウムやリンが沈着しはじめます。
ですので強い歯にするには
妊娠中からの食生活や
出産後のお子さんの食事内容も
大きく関係してきますので
バランスよく食事を摂りましょう!
☆強い歯をつくる食べ物
ビタミンA (歯のエナメル質の土台を仕上げる材料)
ビタミンC (歯の象牙質の土台を仕上げる材料)
ビタミンD (カルシウムの代謝や石灰化の調整役)
良質のタンパク質 (歯の基質の材料)
リンやカルシウム (石灰化のための材料)
ちなみに歯は代謝がないので
歯が作られたあとにいくら栄養を取っても
歯には意味がありません…
もちろん体にはいいですけどね!
あとは定期的に歯のクリーニングを行い
フッ素をぬることで歯質を強化することもできますので
ぜひともお子さまから成人の方まで
みなさまぜひいらしてくださいね(^^)/
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