2022年4月6日

おはようございます！

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です^_^

今日は歯と栄養のおはなしです。

私たちの体は60兆個の細胞の集まりです。

細胞は酸素、水、栄養で作られています。　

その中の1つの栄養ですが

栄養素にも色々あります。

今日は炭水化物に絞ってお話します。

炭水化物といえば

お米やパン、麺類ですよね？

炭水化物は体を動かすエネルギーです。

糖質＋食物繊維で構成されています。　

食物繊維は血糖値の上昇スピードを

遅くしてくれます。

逆を言えば食物繊維を含んでいなかったり

食物繊維が少なければ

血糖値が急激に上昇してしまいます。

同じお米でも

玄米は白米の16倍も食物繊維を含むので

血糖値の上昇が緩やかなんです。

白米のように精製された白い食品

（白い小麦粉、白砂糖）は

食物繊維をあまり含まないので

血糖値が急激に上昇します。

特に白砂糖は全く食物繊維を含まないので

使うなら茶色い砂糖を選ぶようにしましょう！

血糖値と口内pH変化は相違関係？

口内pHとは…

私たちの口の中は中性です。

しかし食事をすると

虫歯菌が酸を作り出し

口の中が酸性に傾きます。

この酸性に傾いている間は

歯を構成するミネラル成分が

唾液中に溶け出して

歯にダメージがくわわります。

しかし時間の経過とともに

溶け出したミネラル成分は

唾液の歯を修復する力によって

修復されます。

食物繊維をあまり含まない白米や小麦食品

食物繊維を全く含まない白砂糖食品を食べると

血糖値は急激に上昇しますが

口の中のpHは急下降し酸性に傾きます。

急激にむし歯になりやすい状態になるということです。

血糖値の上昇を防ぐために

白米を玄米や分つき米に変えたり

まずは野菜など食物繊維を含むものを

意識的に食べてから摂取すると

血糖値の急激な上昇を抑えられます。

また歯はしっかり噛むだけで

唾液の分泌が増加し

汚れを洗い流してくれたり

歯の修復を促進してくれるので

食物繊維が豊富な食べ物を食べるだけで

虫歯や歯周病予防にも繋がりますよ^_^

またしっかり噛むだけで

血糖値の上昇が緩やかになります！　

噛むって大切なんです^_^

糖質の摂りすぎは

高血糖を招き、慢性炎症を引き起こす？

糖質を摂りすぎていたり

ダラダラと甘いものを食べたりしていませんか？

そういった食生活は

歯の状態が悪化したり

歯原性菌血症を引き起こしたり

（口の中の細菌が血管内に入り込み悪さをする）

高血糖になることで

慢性炎症を引き起こしたりします。　

歯の2大疾患である歯周病は

慢性炎症疾患です！

歯磨きはするけど

歯茎が腫れる

出血しやすいなどありませんか？

歯石や歯垢以外に食べ物もか

関係しているんですよ。

高血糖な状態が長く続くと

糖質はたんぱく質と結びつきます。

これを糖化といいますが

老化現象のひとつです。

糖化はたんぱく質の本来のはたらきを阻害し

結果的に細胞の働きが低下します。

歯周病は歯周病菌と免疫細胞が戦っています。

免疫細胞の働きが低下すれば

歯周病を発症したり進行悪化します！

もちろんコロナや風邪にもかかりやすくなるた

ということです。

つくづく口は目に見える健康指標だと思います。

慢性炎症は歯周病だけでなく

色々な病気を引き起こします。

歯周病やむし歯も生活習慣病です。

生活習慣病をそのままにしておくと

色々な病気を引き起こした

取り返しがつかなくなります。

虫歯や歯周病をきちんと治すことは

他の病気を防ぎ健康増進につながる近道なんです！

ぜひとも毎日の食事

糖質を摂りすぎていないかな？

しっかり噛んでるかな？

と自分に問いかける時間を作ってみませんか？

ちなみに糖質の１日の摂取量目安は

１日２５グラムです。（大人）

ウィンナー、ケチャップ、ドレッシングなど

甘いものとはかけ離れたような調味料にも

砂糖が含まれてますので

注意してください。

クッキー、ケーキなどの菓子類

清涼飲料水などには大量の砂糖が入ってます。

一般的に500mlあたり

30から40g程の砂糖が入ってます…

１日の摂取量をすぐ超えてしまいます。

ぜひ食生活にも気をつけてみてください！

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