2021年8月27日

おはようございます！

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

みなさんのおうちに

年とったネコやイヌがいましたら

一度口の中を見てみてください！

飼い主と同じものを食べたり

甘いものが好きなペットは

歯の周りから血が出たり歯がグラグラになって

歯周病（歯槽膿漏）にかかっていたりします。

動物でも火を通した繊維性の少ない

柔らかい食べ物を食べる習慣になると

歯周病にかかるようになってきます。

人類と歯周病との付き合いは大変古く

旧石器時代の早期

ネアンデルタール人（エーリングドルフ人）の

顎の骨にも認められたそうです。

また最近では

猿人（オーストラロピテクス・アフリカーヌス人）の骨にも

歯周病が見つかったそうですよ。

猿と猿人の違いは

直立歩行と火の使用ともいわれますが

まさしく火を使うようになって以来

人類は歯周病に悩まされ続けているといえます🦷💦

古代エジプト時代になると

歯周病はかなり一般的な病気となったようで

例えば古代エジプトの

メレンプター王（紀元前十三世紀）の

ミイラのＸ線写真をみると

歯を支える骨（歯槽骨）が溶けてなくなって

歯が抜けてしまった状態や

歯がグラグラになっている状態が認められるそうです。

この王様は歯周病で歯を失ったと考えられ

きっと歯周病に悩まされていたんでしょうね…

いろいろな古代人の歯周病の状態を比較すると

身分の高い人ほど病状がひどいことから

食べ物に恵まれ美食をしていた人ほど

歯周病にかかっていたと考えられます。

つまり歯周病は食習慣に影響されていたのです!!!

一方むし歯はとくに砂糖の消費量と

密接な関係にあります。

むし歯の原因となる

砂糖の入った食べ物の乏しかった旧石器時代はもちろん

古代エジプト時代でも

むし歯はまれであったといわれています。

日本でもむし歯が問題になってきたのは

江戸時代以降だそうです。

現代食から砂糖をゼロにしたり

昔のような火を使わない食事は不可能ですが

なるべく砂糖たっぷりのジュースは控える！とか

できるだけしっかり噛むなど

意識的にしてみるのもいいですね♪

毎日の歯みがきと

歯科医院でのクリーニングで

歯周病と虫歯を防ぎましょう！

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