2021年11月14日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です^_^
たまに授乳しているお母さんから
聞かれるのですが
歯が生えてるけど
母乳ってむし歯ができませんか?
の疑問についておはなしします。
結論から言うと
母乳単独では虫歯にならない!
ことが分かっています。
虫歯というのは口の中の細菌が
「糖を分解して酸を作る」ことで
歯が溶ける現象です。
母乳には乳糖という糖の一種が含まれています
口の中の細菌の作用によって
歯を溶かす材料となります。
しかし母乳に含まれている乳糖のみの場合は
濃度が低いために虫歯にはならないんです。
しかし母乳にプラスαされると
虫歯ができます。
離乳食と母乳の両方を口にするようになると
虫歯のリスクがあがってしまう!のです。
なので
離乳食が始まったら食生活管理が大事
になります。
授乳を続けると
1歳半ごろを境にむし歯率が一気に上がります。
できれば奥歯の乳臼歯が生え出す
1歳半までの断乳をおすすめしています。
ただしむし歯は複数の原因が絡んで
発生するものなので
授乳だけが悪いわけではありません。
また1歳を過ぎた子の母乳やミルクには
栄養というよりも精神的な安らぎを得たり
親子の愛情を深めたりするなどの
意味合いがあるので
1歳半頃(乳臼歯が生え出す)までは
難しい場合は無理にやめなくても大丈夫です。
歯が生え揃ってきても授乳を続ける場合は
おやつの時間を決める
歯ブラシとデンタルフロスを使って
しっかりケアする
フッ素を使用するなど
日々の生活習慣の中で
むし歯菌を減らす努力をしましょう!
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