2021年7月13日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
もうすぐ夏休みですね。
暑い日が続き熱中症も心配になってきます。
水分補給、塩分チャージの際気をつけてもらいたいことがあります。
私たち日本人は、一般的に塩分に関しては普段の食事から
必要量をはるかに上回る量を摂取しているため(世界的に
見ても塩分摂取多い国です)、日常生活でジワジワと汗を
かく程度の場合には、さらに意識して塩分を補給する必要
はあまりないのです。
熱中症において特に重要となるミネラル(喪失して問題と
なるミネラル)はナトリウムやマグネシウムなどと言われ
ますが、普段の食事からミネラルを補給して(毎日のお味
噌汁などが最適)、こまめにミネラルウォーターやむぎ茶
などを飲んでおけば良いと思います。
むぎ茶はノンカロリーで、穀物である大麦を原料としてい
るためカフェインなどの刺激のある成分を含まないです
し、利尿作用も少ないので脱水症状も起こりにくいといわ
れています。
やっぱりお子さんの運動会での飲み物、夏季の課外活動で
の飲み物は水筒に入れた麦茶などのノンカフェインのお茶
が最適です。
あらかじめ用意できるのならば、無添加で農薬や化学肥料
を使わずに育てた六条大麦むぎ茶などをご家庭で煮だし
て、水筒に入れて子供たちに持たせてあげて下さい。
そもそも熱中症というものは、気温や湿度の高い環境下で
の水分&ミネラル不足という問題以前に、睡眠不足や食事
を抜いている場合など、発症リスクが上がる生活習慣がベ
ースにあったりします。
始業前には栄養を考えた朝食を摂り、就業後は夜更かしをせず睡眠時間を十分にとるなど、規則正しい生活を送ることが大切だということです。
とは言っても暑い日が続く夏場には食欲が落ちていること
が多いです。暑さのため食欲がなく、常に冷たい飲み物ば
かりを飲んでいて、昼食にはそうめんや冷麦といった簡素
な食事が多くなり、スイカや桃、メロン、ぶどう、梨な
ど、水分が多く糖度の高い果物の摂取が多くなります。
これにより更なる糖質過多の食生活へとシフトして、典型的な栄養不足(タンパク質、ビタミン、ミネラルの不足)の状態に陥ることになります。
それ以外でも日々の食事に白米やパンなどの糖質の摂取量が多く、おやつもスナック菓子(ポテトチップスやコーンスナック)、チョコレート菓子やケーキ、アイスクリーム&氷菓など…どうしても糖質が多くなり、タンパク質やビタミン(特にビタミンB群)、ミネラルが不足しがちです。
夏休みに入って夜更しが多くなり、朝起きれなくなって、昼ごろに起きてきて、日中ダラダラと過ごしている子供は特に注意が必要です。
そのような生活も、実は糖質過多による疲労の蓄積が原因かもしれません。
もともと学校と習い事の往復で、野外で遊ぶ習慣のない子供、ポータブルゲーム機やスマホで夜遅くまでゲーム三昧の子供、夜更かしの影響で朝食もろくに食べないで出かける子供、食事をしても好き嫌いが多くて栄養バランスが偏っている子供、そんな環境下で健やかな身体と精神がつくられる筈がありませんよね。
逆に積極的に摂るべきものとして最も重要なのが、日々の食事の中での「タンパク質」であることを忘れてはなりません。
夏本番になる前から、しっかりと食生活の改善を行って日頃からタンパク質をしっかり摂るようにして熱中症に負けない強い身体作りを心がけていきましょう。
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