2021年7月20日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
前回に引き続き
離乳食初期のチェックポイント!
『飲み込み』の確認についてです(^^)
離乳食を始めた5,6ヶ月の頃は
まだまだ上手に唇を動かせません。
上下の唇を一緒に閉じれるようになり
しだいに離乳食中期頃には
上唇だけを下に下ろして
唇を閉じれるようになります。
みなさん軽く口を開けた状態で
下唇に人差し指を置いてみてください!
そして上唇を下に下ろして
指をはさめますか?
この動きは離乳食を正しく与えて
スプーンから食べ物を取り込むことで
獲得できるようになる動きです!
できない子は前回お話しましたが
富士山の口をしてると思います。
そして今日の本題
『飲み込み』の確認ですが
ゴックンと飲み込むときに
唇の形が変わります。
↑角度が悪くて申し訳ないですが…
唇の形を見てください。
ゴックンと飲み込むときは
『下唇だけが内側に入り込む』のです。
スプーンから食べ物をとりこみ
下唇が内側に入り込み
ゴックンと飲み込んだのを確認してから
次の物を与えてくださいね(^^)
そして離乳食を正しく与えることで
●唇を閉じれるようになる
●正しい飲み込み方を獲得する
ことができるようになります。
これによって歯並びがよくなる
土台部分を獲得できると私は考えています。
赤ちゃん特有のミルクを飲むためだけの飲み込み方
・上下の唇が閉じてない
・舌を前に突き出して飲みこむ
は赤ちゃんだけに許されます。
これを赤ちゃん以降もずっとしてると
歯並びは必ず!!!!!悪くなります。
発達段階に応じて
正しく離乳食を与え
・唇を閉じる
・舌を上顎につけて正しく飲み込む
ことをできるようにしていきましょう。
ただそうするために
離乳食初期で気をつけておくべきことが
食べさせ方以外にも2点あります。
1 均等なペースト状にする
2 ストローやマグは使わない
1 均等なペースト状にする とは
たとえば10倍粥をそのまま舌にのせると
粥の部分と水分の部分が分離します。
水分の部分は舌の上で広がっていきます。
赤ちゃんはこれを必然的に「ミルク」と同じように
赤ちゃん特有の飲み込み方でのみこもうとします。
そうなると固形食への切り替えがあやふやになって
正しい飲み込みかたの練習ができなくなります。
なので離乳食開始時期には
完全に均等なペースト状にして
水分と分離しない状態にすることが大切です!!
断乳の目安である1歳6ヶ月までは
おっぱいを飲むときは赤ちゃん特有の飲み込み方をし
固形食を食べるときは正しい飲み込み方をします。
しっかりと切り替えができるようにすることが
非常に大切です。
2 ストローやマグは使わない は
口の発達を考えると
ストローやマグよりも
コップ飲みが先にできるようにします。
コップで飲むときに意識してみてください。
下唇にコップをつけて
上唇を下に下ろしてコップをはさみ
飲み物をのみますよね?
この上唇をおろすことが大切になります。
またストローやマグを早くから使うと
『低位舌』といって
舌が下がった位置に定着してしまい
アゴが発達しにくくなります。
すると歯並びは悪くなります。
よく5ヶ月からスパウトなどもありますが
まだまだ水分補給は
哺乳瓶や母乳でOKです!
7ヶ月頃からコップ飲みの練習を始めて
上手に飲めるようになってから
ストローなどを使うなら使いましょう!
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