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ブログ

2021年2月4日

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

今日は前回に引き続き

なぜ上手く食べれないのか?

についておはなしします!

 

前回、上手く食べれないのには

いくつか原因があること!

①離乳食の与え方

に問題がある場合のおはなしをしました。

 

今日は続きで

②子ども本人に問題がある場合

③不適切な支援・介助          についてです!

 

まず②の子ども本人に問題がある場合…

●どんな食べ物が認知できない

発達の問題があり

今食べようとするものが

どんな食べ物なのか

認知できないという問題を

抱えている子もいます。

 

すると大きな塊も硬いものも

そのままぐっと飲み込んでしまいます。

こういう子は他の子なら

とても飲み込めないものでも

丸のみしかねないので消化も心配です。

 

●食べ物しか見ていない

食べ物しか見ていない早食いの子は

対人関係が気になります。

 

トマトを食べたときに

種がピューっと出てケラケラ笑ったり

キュウリをかじるとカリッと音がしたり

みんなで楽しむ食事の中で

コミュニケーションをとり

自然と「カミカミ、ごっくん」を

覚えていきます。

 

しかし食べ物しか見ていない子は

別にキュウリが音をたてようが

トマトの種が出ようが無関心です。

 

まわりの子がどのように食べているか

どんなおしゃべりをしているか

関心がうすい子です。

 

自分の楽しみや満足のためだけに

食べているので

人の様子を見ることができないのです。

 

人の様子を見ていないので

「カミカミ、ごっくん」が

どういうものなのかま

わからないままになってしまいます。

 

●感覚運動の体験不足

赤ちゃんのときから

「歯がためおもちゃ」などで

乳首意外のものを口にいれて遊ぶ

おもちゃなめや指しゃぶり、

また実際に食べなくても

いろいろな食べ物がどんなものなのか

見たり、さわったり、においを嗅いだりして

経験を広げていきます。

 

大人が食べるカレーをなめてみたり

梅干しをかじってみたり

お友達が食べられるから私も食べてみよう!

などちょっと怖い感覚体験に

チャレンジしてみようという

努力にもつながります!

 

色々な経験や体験を通して

食べる行為が発達していきます。

 

なので感覚器官を働かせる体験が不足すると

上手に食べることができなくなります。

 

まずは離乳食前の段階から

色々なものを口に入れたり

なめまわしたりして

口にものが入ることかな慣れさせたり

口には手と同じくらい

感覚受容体が分布しているので

感覚運動を体験させてあげましょう。

 

●障害がある場合

運動障害や知的障害があると

口腔機能だけでなく

姿勢、運動の問題が食事に影響を与えます。

 

手先がまだ器用でないのに

道具を早くから持たせると

量の加減などや運び方が

うまくできないので

上手に噛むことが育ちにくくなります。

 

 

歯並びが悪い

虫歯で痛い

鼻呼吸ができず口呼吸をしている子も

上手に噛めません。

 

あごの大きさなど

形態の異常が原因のこともあります。

舌が出ていて大きく見えていることもありますが

姿勢が問題の場合もあります。

 

上手くいかないと形態のせいにしがちですが

それよりも使い方を引き出すことのほうが

大事だと思います。

 

 

③不適切な支援・解除

●発達に合わないすすめ方

離乳食を始めたばかりなのに

もう普通食!!!!という場合もあれば

反対にずーっと同じ調理形態に

とどまっている場合もあります。

 

発達に合わない離乳食のすすめ方は

食べることの経験が広がらず

なかなかうまくいきません。

 

食事内容や調理形態だけでなく

姿勢、食器、介助方法などが

発達に合わないこともあります。

 

発達には飛び級はありません!!!!!!!!

必ず段階的に発達していきます。

あせらずゆっくりと

育ててほしいと思います。

 

●箸が使えるようになるには

箸を早く持たせる必要はありません。

箸が持てるには

親指と人差し指だけでなく

中指も器用でなければなりません。

 

ボタンが上手に留められない

折り紙や粘土もうまくできない

えんぴつも持てないのに

2本の箸が持てますか?

 

箸を持たせてはいけない

というわけではありません。

ときには持たせて練習するのはいいです。

 

でも箸を上手に持たせるには

どうすればいいか考えてみてください。

ハサミ、えんぴつ、粘土、折り紙、

衣服をたたむなど

手を使う動作が上手にできるのが前提です。

 

こういった遊びを

生活にたくさん取り入れて

箸が持てるように

目と手が協調作業できる能力を

全体的に上げていくといいです。

 

上手に食べれないのには

色々な原因が絡み合っていることが多いので

ここにあげた事だけでない場合も

あると思います…

 

しかし練習したり訓練したりすれば

正しい食べ方を習得できる子もいるので

是非とも当たり前に食べている

「食べる」といった行動を

見直してみてくださいね!

 

 

 

 

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