2021年2月27日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
前回に引き続き
食べる機能の重要性について
かむ(咀嚼)についておはなしします。
咬むためには歯の発達が
とても重要になります。
乳歯は胎児期から発達が始まり
個人差はありますが
生後6ヶ月ごろから下の前歯が生え始め
3歳ごろまでには20本の乳歯が生えそろいます。
永久歯も胎児期から発達が始まって
6歳頃から徐々に乳歯から永久歯に
生えかわります。
妊娠期はもちろん
乳幼児期にどんなものを食べて
どんな栄養状態であるかということは
子供の歯の発達にもとても大切です!
咀嚼機能の発達は?
食べ物を口の中に入れたあと
押しつぶす、すりつぶす、かみつぶすなどして
唾液と混ぜて食塊を作るまでの過程を
咀嚼といいます。
乳幼児が食べ物を適切に咀嚼する機能は
歯の発達と共に向上していきます。
口腔機能の発達
5~8ヶ月
舌を前後に動かして食べ物を奥へ移動させ飲み込む
6ヶ月頃から下の前歯が生えてくる
7~8ヶ月ごろには舌が上下にも動くようになる
舌で食べ物を上アゴに押しつけ数回モグモグして咀嚼
9~11ヶ月
上の前歯が生えて上アゴと下アゴが合わさる
舌が左右にも動くようになる
歯ぐきの上でつぶして咀嚼できる
やわらかいものを前歯でかじることができる
1~1歳半
前歯が上下8本生えそろう
奥歯(第一乳臼歯)が生え始める
咬む力はまだ強くなく歯ぐきでかみつぶしている
前歯を使ってかみちぎり一口量を覚える
1歳半~2歳半
上下の第一乳臼歯が生えそろう(断乳時期)
乳犬歯も生えてくる
奥歯が生えてくると徐々にかみつぶすことができるようになるが、上手にかめるようになるには第二乳臼歯が生えそろってから
2歳半~4歳
奥歯(第二乳臼歯)が生えそろう
奥歯でかむことができるようになる
生の葉物野菜や塊の肉なども食べれるようになる
4~5歳
かなり安定してかめるようになる
咬む力を育てましょう!
食べ物は咬むことで唾液と混ざり
消化吸収しやすくなります。
またよく咬むことは脳の活性化にもつながります。
こどもの頃から
しっかり咬む習慣をつけることは
とても重要です。
咬むことで顎が成長し
歯並びのよい子になりますよ(^^)/
しかし咬むためには奥歯が必要です。
1歳ごろから第一乳臼歯が生え始め
3歳ごろには第二乳臼歯が生え揃います。
それまでは前歯しかなく
食べ物を細かくして唾液と混ぜる動作を
上手に行うことはできません。
咬むことを促すためには
歯の発達にあったかみやすい食べ物を用意しましょう!
お口の機能にあってないものを与えると
丸のみを覚えたり
噛まない子になってしまいます。
ただやわらか過ぎる食べ物も
丸のみしてしまうことがあります。
適度なかたさが必要になります。
ちなみに赤ちゃんの場合
きちんと咬めているかどうか
見分けるポイントは口元と頬の動きです。
口を開けたままにしていたり
頬が動いてない場合は
咬まずにそのまま飲み込んでしまっている
可能性があります。
確認するようにしましょう。
私もこどもの離乳食が始まったら
正しく進められるか分かりませんが…苦笑
色々アップしていこうと思います!
今はまだ新生児なので
まんまる抱っこで背骨をCカーブに保ったり
ミルクの時はオススメ哺乳瓶を使ったり
できるだけお乳を吸わせて顎を育てたり
お乳を飲ませるときは深飲みで飲ませるなど
できることをして口育につなげます(^^)/
歯並びのいい子にするたもの
抱き方や授乳の仕方など
以前のブログにアップしてますので
興味のある方はみてくださいね♪
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