2021年5月12日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
子供の虫歯予防に大切な5つのポイントがあります。
子供の虫歯は歯そのものもお口全体も成長途中にあるた
め、親が注意していなければ予防は難しい。
そこでむし歯予防先進国として有名なフィンランドで揚げ
られている虫歯予防の5本柱を紹介します。
5本柱は正しい食生活、フッ素、歯磨き、歯科検診、キシ
リトールです。
①正しい食生活
この5本柱で最も大切なのが正しい食生活です。
子供は食生活が乱れただけですぐにむし歯になってしまい
ます。
3度の食事を規則正し摂っていれば良いのですが、いつも
おやつや甘いジュースなどを食べたり飲んだりしている
「だらだら食べ」の子供は口の中が常に酸性に傾きむし歯
になりやすくなります。
普段口の中のPHは中性に近い弱酸性なのですが、食事を
すると口の中のPHは酸性に傾きます。
PHが5.5を超えると歯からミネラルが溶け出して脱灰と
いう現象が始まる。
これはむし歯の始まりだが、食べ終わってから少しすると
今度は唾液の働きで口の中が自然に中和され歯は石灰化し
て修復する。
しかし常に間食していると再石灰化する時間がなくなり虫
歯のリスクが一気に高まる。
いつも口の中に食べ物を入れている習慣は親が注意してや
めさせたほうが良い。
②フッ素
ミネラルの一種で歯質を強化虫歯菌の働きを抑制する効果
がある。
「ぶくぶくぺーが出来るようになったらフッ素入りの歯磨
剤を使い始め2~15歳頃までは定期的に高濃度フッ素を
塗ってもらうと予防効果が高い。
③歯磨き
エナメル質を丈夫にするためには唾液からミネラルを取り
込んだり、フッ素で歯質を強化する必要がある。
しかし歯磨きしていない汚れた歯ではミネラルが十分吸収
されず十分なフッ素の効果が期待できない。
虫歯予防のために歯磨きをしっかり行うのは非常に大切で
す。
④歯科検診
歯科医院では歯の磨き方や食生活を指導してもらえるほ
か、親では気づかない初期のむし歯も発見してもらえま
す。
初期段階であれば歯を削らず、歯磨きを念入りに行うこと
でむし歯になりかけの歯を治療せずにすみます。
1歳半検診や、3歳児検診のときに歯の集団検診をした
り、幼稚園、保育所で歯科検診はあるがそれだけでは不十
分です。
歯科検診は暗いところでむし歯を検査するので見落としが
あったりわかりにくいときがあります
普段の虫歯予防がうまくいっているかどうかを専門家にチ
ェックしてもらうためにも年に3~4回は歯科医院に検診
に行ったほうが良い
⑤キシリトール
天然素材の甘味料だが虫歯菌の中でも特に悪玉ミュータン
ス菌の活動を抑えたり唾液の分泌を促す働きがあります。
キシリトール入りのガムを毎食が3回 5分以上噛むのが
理想です。
以上5つのポイントを押さえると虫歯になる確率は下がる
ので1つでも実行していきましょう。
当院でお待ちしております。
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