2021年6月22日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
健康の維持と向上には
栄養・運動・休養の三本柱が大切です!
栄養は「バランスよく食べること」
運動は「体を動かすこと」
休養は「心身ともに休むこと」です。
口の機能は「食べること」だけではありません。
実は運動こすることにも大きなかかわりがあります。
《8020達成者と身体活動の関係》
8020達成者の生活活動を調査した研究があります。
20本以上保っている方の80%は
自由に外出できることが分かります。
一方歯のない方は40%となり
半数の方は自由に外出できていないことが分かります。
この図は30代から70代までの方の
運動習慣と歯のない本数を比べてみたものです。
50歳代くらいから
「運動習慣のない」者の「歯のない本数」が
増えてきていることが分かります。
歯を失うことは
自分の体の動きを抑制する可能性があることが
推察されます。
特に高齢になるにしたがって
運動習慣がつきにくいそうです。
高いシューズを買ったり
トレーナーを買ったりする前に
自分の歯と噛み合わせを大切にしてください!
《運動機能の維持には噛み合わせが大切!!》
歯がなくなるとどうして運動や生活活動が
抑制されるのでしょう?
実は歯を失って上下の歯の噛み合わせを失うと
身体の安定性が失われて身体動揺が出てきます。
特に奥歯である大臼歯が失われると
身体動揺が大きくなります。
噛み合わせた時に広い接触面積がある人は
噛み合わせた時に狭い接触面積しかない人に比べて
重心動揺が少ないことが分かっています。
少し想像してみてください(^^)
身体がグラグラと動いている状態で
運動はできるでしょうか?
ボールを打てるでしょうか?
そのように想像してみると
日常の運動でもスポーツでも
身体は動かない方がよさそうですよね?
もちろんどなたでも
少しは動いているのが普通です。
身体の動揺が勝負の決め手となる
射撃のようなスポーツでは
まずはしっかりした噛み合わせが必要そうですね。
自分の身体がいつでも
自分の思うとおりに動いてくれるためには
どうしたらいいのでしょう?
①身体機能を維持する食事と咀嚼機能の維持
「食べる」ことは
最大のコンディショニングと言われています!
オリンピック選手やプロのスポーツ選手になると
体重の調整が必要になることもありますよね?
「食べる」こともすでに競技の一部になっています。
一般の国民レベルでは
身体を健康に保つために「食べる」ことが大事です。
②身体の重心動揺と噛み合わせの維持
身体が動揺していると転倒の危険性が増します。
ちょっとした段差で転んだり
靴を履こうとして転んだりした経験はありませんか?
高齢になると転倒して頭部を強く打ったりすることは
命の危険にもなってきます。
とにかく「転ばないように」気を付けていただきたいです。
そこで簡単にできることは噛み合わせを保つことです!
歯が抜けてしまっている方も
ぜひ入れ歯を入れて噛み合わせを確保してください。
特に奥歯の噛み合わせの確保が大切です。
③噛みしめと筋力
噛みしめは筋力の発揮に
有効に作用することが知られています。
重い荷物を持ち上げるときには
知らず知らず噛みしめていることはありませんか?
私も最近赤ちゃんを抱っこするので
気づけば噛みしめてしまっています…
噛みしめによって筋力を増強したり
あるいは関節が固定されたりして
身体がグラグラしなくなる効果があることが
わかってきています。
歯と運動、スポーツには粋な関係があります。
スポーツのパフォーマンスには
「心技体」のバランスが必要だと言われてきました。
それは健康な歯と口の機能を維持することが
おいしい食べ物に満足し
自分で活発に活動して
満足度の高い生活を送ることに直結しています。
ぜひ毎日の努力から健康な生活をつかみましょう。
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