2021年6月26日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
犬を飼ってるせいか、犬の咀嚼の仕方が
気になります。
ほぼ、飲み込んで噛み砕いてないなーと
餌を食べるのを見ていました(笑)
調べてみると、犬はもともと咀嚼をしない
動物のようです。
犬は基本的には、飲み込める大きさや、やわらかいものは咀嚼しないで丸飲みしてしまいます。(たまに味わって咀嚼する子もいますが)
そもそも、咀嚼とは「よく噛んで食べること」と思われている方が多いと思いますが、正確には噛み砕いて体内で消化をしやすくして、栄養を吸収することです。
人は咀嚼をすることで唾液に含まれる消化酵素が分泌されますが、犬は咀嚼をしても僅かな量しか消化酵素が分泌されません。
犬の歯には臼歯がありますが、前臼歯は食べ物を引きちぎるためで、後臼歯は獲物をしっかりくわえるためと噛み砕くためにあるので、食べ物をすりつぶすということがないので、飲める大きさになったら飲み込んでしまいます。
しかし、犬は人に比べて、強力な胃酸が分泌されるため、飲み込める大きさであれば咀嚼しなくてもどんどん消化することができます。
犬にとっては一日の楽しみの一つであるご飯があります。
中にはすごい勢いでがっついて食べてしまう子もいます。
特にずっと飼い主が見つからず、放置されたりしていた子はご飯を前にするとあっと言う間に咀嚼もしないで一気に食べてしまいます。
犬が咀嚼をしないで、勢いよくご飯を食べてしまうと、嘔吐してしまうときがあります。
それに、咀嚼をしないことで胃にいきなり大きな塊が空気と共に入ってきて、胃腸が急激に膨らみ、大きな負担になります。
その結果、嘔吐しやすくなり胃腸が弱くなります。
胃腸が弱くなって、嘔吐を繰り返して、更に胃腸に負担がかかってと…悪循環が起きてしまい、そこから、胃腸の病気などに繋がることもあるかもしれません。
また、早食いは大変危険な症状である「胃捻転」の原因の一つとしても挙げられています。
それと蛇足になりますが、咀嚼することによって脳の活性化に繋がるので、健康維持にも良いとされています。
うちの愛犬もほぼ丸呑みなので、
ドックフード以外におやつで固いもの与えたり
してました。
犬知識また気になることがあったら
お知らせしますね!(笑)
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