ちなみにモース硬度とは
ひっかいたときの傷の付きにくさを表してます。
《身近な物のモース硬度》
モース硬度1:チョーク
モース硬度2:岩塩、純金
モース硬度3:珊瑚
モース硬度4:鉄、真珠
モース硬度5:ガラス
モース硬度6:オパール
モース硬度7:人間の歯(エナメル質)、水晶
モース硬度8:エメラルド
モース硬度9:ルビー、サファイヤ
モース硬度10:ダイヤモンド
硬いものとして連想しやすい
”鉄”のモース硬度が「4」です。
いかに歯が硬くて傷が付きにくいのかがわかりますよね?
正確にいうと
人間の歯の表面を覆っている
「エナメル質」が硬く
人間の身体の中で一番硬い組織といわれています。
この「エナメル質」の内側には「象牙質」があります。
そして象牙質の内側には
「歯髄」と呼ばれる神経や血管の多く通った
やわらかい組織があり
硬いエナメル質が神経や血管のある
歯の内部を保護する構造になっています。
この一見頑丈そうな歯のエナメル質ですが
実はとても弱いものがあります。
それは歯に穴を開けてしまう「虫歯」です。
歯垢の中にいる虫歯菌は
私たちが食べたり飲んだりして
お口に入った糖分を利用して「酸」をつくります。
そしてその酸でエナメル質を溶かします。
(脱灰[だっかい]といいます)