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2021年7月24日

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

夏休みですね☀️

宿題が多いこと…

勉強に遊びに楽しんでもらいたいです(^^)

 

さて今日は『唾液』についてです。

最近の研究で

唾液はウイルスや菌をシャットアウトして

生活習慣病や感染症の予防に

役立つことがわかってきてます。

 

その力を生かすためには

普段から口内のケアが欠かせない!!!!  そうです。

 

特に唾液は

《水分以外の1%が重要!!》

体に良い影響を及ぼす「唾液力」

食物を消化する役割だけでなく

治癒力も持つ天然の万能薬です。

 

唾液の研究が盛んになり

生活習慣病や感染症の予防

さらには認知症やうつ病

ダイエット、アンチエイジングにまで

関係していることがわかってきています。

 

ただ唾液が治癒力をしっかり発揮するためには

「量」と「質」が保たれていることが重要です!

 

理想的な「量」は

健康な成人の場合1日に1.5リットル程度です。

 

「質」は唾液の中にある

抗菌などの機能性成分が働くことです。

 

唾液は99%が水分です。

しかし残りの1%には

100種類以上の機能性成分が含まれます。

 

これらはウイルスや細菌の繁殖を防ぐもの

体の老化を防ぐもの

粘膜を保護するものなど

さまざまな働きを持っています。

 

特に重要な成分は

IgA(免疫グロブリンA)という免疫物質です。

 

体の中に侵入しようとする

ウイルスや細菌類をシャットアウトする働きがあり

免疫力の強い体を作るためには

欠かせないものです。

 

唾液中のIgAには

インフルエンザに対抗する抗体が含まれていることが

実証されているそうです。

 

IgAが少ない人は免疫力が下がって

風邪を引きやすくなります。

 

つまり「唾液力」があると

成分がしっかり働き口内環境を整えて

細菌や外的刺激から体を守ってくれるんです(^^)

 

また唾液中のラクトフェリンなどの抗酸化物質は

細胞の酸化を防ぐ重要な役割を担っています。

 

唾液力が高いと

老化の進行を遅らせたり

がん細胞の増殖を防いだりといった作用も

期待できるといえます。

 

しかし唾液力は加齢とともに低下していきます。

たとえば最近

「口の中が乾きやすい」

「しょっちゅう水分を摂っている」

と感じることはありませんか?

 

これは唾液腺が衰えて

唾液が不足している状態です。

 

唾液は耳の下、あごの深部、舌の下部の3ヵ所にある

「唾液腺」から口の中へ分泌されています。

 

唾液腺を構成しているのは非常に繊細な細胞で

再生力がほぼありません。

老化とともに脂肪へと変化してしまいます。

 

さらに唾液不足が進んでドライマウスの状態になると

食物が飲み込みづらくなり

舌や口の中を噛んでしまうことが増えます。

 

またむせたりが起こりやすくなったりするため

とくに高齢の方は誤嚥性肺炎の危険も高まります。

 

そのほか更年期や服用している薬の副作用

シェーグレン症候群などの病気も

唾液腺に悪影響を及ぼすことがあります。

 

唾液の質が落ちて有用成分が減り

口内を浄化する作用も弱まると細菌が増えて

虫歯や歯周病などの病気が起こりやすくなります。

 

最近では歯周病が糖尿病や心臓疾患

認知症などの発症に関わっていることも

研究で明らかになってきています。

 

このように唾液力は私たちの

「生活の質(QOL)」を大きく左右します。

 

唾液力の中でも質については

自分で測定するのが難しいですよね。

下に載せた測定法でぜひチェックしてみてください。

「自分の唾液力は、意外と弱っていた」

と気付く方が多いかと思います。

 

《 唾液の「量」&「質」チェックリスト》

① 量 について

□ 飲料水が手放せず、いつも持ち歩いている(1点)

□ 食べ物がパサパサして食べにくく感じる (2点)

□ 口で呼吸しがちだ(1点)

□ いつも口の中がネバネバしている(1点)

□ 義歯が入れづらい、傷がつきやすい (0.5点)

□ いつも口が乾いている気がする (3点)

 

② 質 について

□ 朝食を抜くことがある (1点)

□ ヨーグルトはほとんど食べない (3点)

□ 野菜やイモ類はほとんど食べない (3点)

□ 脂っこい食べ物が好きで、よく食べる (2点)

□ 買い物など日常の家事をおっくうに感じる (1点)

□ 家で過ごすことが多い (1点)

□ よく便秘になる (2点)

結果

【1】の合計点が3点以上の人
唾液の量が少ない可能性があります

【2】の合計点が3点以上の人
唾液の質が低下している可能性があります
舌みがき&マッサージ、エクササイズを行いましょう。

 

唾液力が低くなった状態でもケアによって

ある程度回復させることが可能です。

自宅でできる方法をお伝えします(^^)/

 

朝晩に歯みがきを行うことが大前提です!!

それにプラスして「舌みがき」を行いましょう。

 

舌についた汚れは舌苔(ぜったい)と呼ばれ

細菌や剥がれた粘膜が蓄積したものです。

舌が白色になってませんか?

それが舌苔です。

湿気も栄養も豊富で細菌にとっては楽園です。

舌みがきを週1~2回行えば

細菌の増殖が抑えられて

唾液力もアップしやすくなります。

 

「舌クリーナー」などの名称で

専用の道具が市販されています。

ドラッグストアで探してみてください。

 

「量」を増やすには

唾液腺のマッサージがおすすめです。

 

やり方は耳の下にあるくぼみ(唾液腺)に

3本の指(人差し指・中指・薬指)を優しくあてて

円を描くようにゆっくり回すだけです。

じわっと唾液が湧いてくるのがわかると思います。

食事の前や、口が乾いたと感じた時に行うといいですね。

 

咀嚼する動きは唾液腺のマッサージにもなるので

食事はよく噛んで食べましょう。

スルメなど適度に硬いものや

歯ごたえのあるものを食べたり

キシリトール配合のガムを噛むのも効果的です。

 

「質」を上げるためには

食生活の改善と軽い運動が欠かせません。

食品は納豆や味噌

ヨーグルトや乳酸菌飲料などの発酵食品、大豆食品。

そして根菜類や海藻などの

食物繊維が豊富な食材が

IgAを増やすのに非常に有効です。

 

とくに乳酸菌を含む食品は

できるだけ毎日継続的に食べるといいです。

 

口内環境の改善には時間がかかるので

気長に続けてくださいね。

 

あとぜひやっていただきたいのが

ストレッチやウォーキングなどの軽い運動です。

 

ストレスや肩こりを緩和するエクササイズが

唾液力アップに効果的なようです。

1日7000歩のウォーキングが

唾液中のIgAの値を上げるという報告もあるそうです。

 

「もっと運動すれば、IgAがさらに増えるかも」

と思われるかもしれませんが、それは間違いです。

 

ランニングなどの激しい運動は

体に害を及ぼす活性酸素を増やすため

唾液力には逆効果ですからご注意を。

エクササイズで量&質を向上しましょう。

 

ストレスや肩こりの緩和のために考案された

「リカバリーエクササイズ」は

ストレッチやウォーキングのかわりになります。

1日1回、5~10分程度行いましょう!

1)側頭部を親指で押す

2)肩に両手をのせて、ひじで大きく円を描く

3)胸をそらすように、両手を広げて伸ばす

4)腕を軽く叩く

5)腰の周辺を軽く叩く

6)立って、大きく深呼吸する

 

これなら簡単にできそうですね(^^)/

ぜひ唾液力にも注目してみてください♪

 

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高松市春日町の歯医者「たかまつファミリー歯科」

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