2021年8月21日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
前回に引き続き
保護者の方に知っておいてほしい
子供の歯科知識についてのお話です。
⒊歯が中々生えかわらないけど大丈夫?
生え変わり時期について!
子供の歯から大人の歯に生え変わり始めるタイミングは
だいたい6歳頃からです。
上の歯は 6→1→2→4→5→3→7
下の歯は 1→6→2→3→4→5→7
と言われています。
最初に生えてくる6番目の歯(第一大臼歯)と
下の前歯は6~7歳頃に生えてきます。
そのあと側方歯群と呼ばれる3~5番目の歯は
約9~11歳の時に生えてきます。
最後に7番目の歯(第二大臼歯)が12歳頃に生えてきます。
大人の歯の生えるタイミングは
先に生えている子供の歯が
虫歯などで早く無くなってしまっていたり
逆に遅く残り過ぎてしまっていたりすると
上記のタイミングで生え変わりが
出来なくなってしまうこともあります。
子供によって生え変わりのタイミングは
1年程時差がある場合もありますが
もしかしたら上に挙げた理由などで
生え変わりが遅くなっている場合もあります。
そのような事がないように
定期的に検診を受けられることをお勧めします。
⒋子供の前歯の隙間があるけど大丈夫?
すきっ歯の行く末とは?
すきっ歯とは歯と歯の間に
隙間ができてしまっている歯並びのこと言います。
特に上の前歯2本の間に
隙間が空いてしまうことを正中離開と呼びます。
すきっ歯と言っても
それがすぐに異常ではない場合もあります。
上の3番目の歯(糸切り歯・犬歯)が生えてくるまでの
生え変わりの時期には歯の生え方から必然的に
上の前歯がすきっ歯になるタイミングがあります。
つまり7〜8歳の子供では
すぐに異常と判断するのではなく
経過観察が必要な場合もあります。
しかし下の写真のような上唇小帯と呼ばれるヒダが
歯の並ぶスペースから大きく伸びていると
前歯のすきっ歯を永久的に作ってしまうこともあります。
その場合は、このヒダを切らなければいけません。
他にも歯の本数の不足や
逆に前歯のところに余分に歯が埋まってしまっていて
それがすきっ歯を作るケースもあります。
すきっ歯の問題は見た目はもちろん
歯の間に食べ物がつまりやすく
虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうことや
空気が漏れて発音が不明瞭になることなどが挙げられます。
心配な場合はレントゲン写真をとることで
詳しくお伝えできますので
お気軽にご相談ください!
⒌これが八重歯になる原因!予防・治療法は?
八重歯とは上の3番目の歯(糸切り歯・犬歯)が
他の歯よりほっぺた側に出てしまっている
状態のことを言います。
八重歯になる原因として
① 歯の大きさに対して、顎が小さい
② 子供の歯が早く抜けてしまい
他の歯が動き3番目の生えるスペースがなくなった
が考えられます。
② の早く子供の歯が抜ける原因として
一番多いのは虫歯です。
小さい虫歯をそのままにしてしまったことで
保存することが難しくなり
抜かなければならないことが多く見られます。
これを予防する1番の方法として
毎日行う歯磨き(仕上げ磨きも含みます)が挙げられます。
それと同時に定期検診を受けられることをお勧めします。
また上記の2つの原因に対して
共通してできる治療法としては
子供の時からの歯科矯正です。
歯科矯正はよくイメージするワイヤー矯正だけではなく
子供の頃から始められる矯正もあります。
気になる方はお申し付けください!
八重歯を放置していて問題なのは歯並びです。
歯並びが悪いということは
そこに汚れがつきやすく
虫歯・歯周病も悪化させやすいと言えます。
また歯並びを悪いままにしていると
顎関節にも悪影響を与え出します。
歯を生涯きれいに保つには八重歯の位置を治し
歯並びをきれいにしていきましょう。
お子様のお口のことで何か不安なことがありましたら
お気軽にお近くのスタッフにご相談ください(^^)/
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