2021年10月27日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
「8020運動」をご存じですか?
1989年から厚生労働省(当時)と
日本歯科医師会が推進している運動です。
「80歳になっても20本以上の歯を残そう」
というものです。
当初80歳以上で20本以上の歯のある人は7%程度でした💦
2016年の調査では51.2%でした。
また歯が20本以上あれば
噛む力の8割を保てるともいわれています。
歯の本数と認知症との関係についての研究では
19本以下だと認知機能が低下することが報告されています。
介護認定を受けていない
65歳以上の健康な4425人を対象に
歯と義歯(入れ歯)の状況を調査しその後4年間
認知症の認定状況を追跡したところ
歯がなく義歯も使用していない場合
20本以上ある人と比べて
認知症の発症リスクが1.85倍高くなることが
わかったそうです。
その理由は歯の本数が減ると
咀嚼能力(噛む力)が低下して
「脳の血流量が低下する」
「食品の摂取量が減り、低栄養状態になる」
からだといわれています。
一方歯がほとんどなくても義歯を使用している人は
歯数が20本以上ある人と比較して
認知症の発症リスクに差は見られませんでした。
また歯の本数が少ないと転びやすくなることも
指摘されています。
歯がないと体のバランスが取りにくくなり
歯を噛みしめて踏ん張る力が出にくいからです。
高齢者の場合転倒による骨折で入院すると
入院という環境の変化がきっかけで寝たきりになったり
認知症を発症したりするリスクも高くなります。
最近は歯の本数だけでなく
噛む砕いて飲み込んだり唾液を出したりする
口の中の機能の衰えが認知能力の低下につながる
という研究が多く発表されています。
私たちは何かを食べる時に単に歯で噛むだけではなく
ほっぺ、舌、唇などをリズミカルに動かして
適度な固さに丸めて飲み込んでいます。
噛む砕く時には唾液も大きな役割を果たします。
これらと呼吸や発音も含めた口の機能が衰えると
認知機能が低下することがわかってきています。
いつまでも健康でいるために
健口(けんこう)は欠かせません!
歯を失う原因の多くは歯周病や虫歯です。
定期的に歯科医院でクリーニングを行い
予防しませんか?
口腔の機能(噛む砕く、飲み込む、話すなど)が
衰えないためにできるトレーニングも
お伝えできます(^^)/
ぜひいらしてくださいませ\(^^)/
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