2021年12月14日
おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です!
先日歯と栄養のおはなしをした際に
60代女性より
『歯磨きに歯茎のマッサージもしてるけど
年齢のせいか歯周病が気になります。
なにか予防法はありますか?』
と質問されました。
実際に口腔内を見たり
持病や服用してる薬
生活習慣などによって
予防法も様々ですが
歯周病のリスクをあげるものを
お伝えしたいと思います。
歯周病の1番の原因は歯垢の中の細菌です。
なので歯磨きをしっかりして
歯垢を除去することはとても大切です。
歯ブラシ以外に補助的な清掃用具
(歯間ブラシや糸ようじなど)
も使って隅々まで歯磨きしましょう!
歯ブラシだけでは
お口全体の60%の歯垢しか除去できません。
残りの40%は歯と歯の間や
歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)に
残っています。
なのでもし使われてないようでしたら
歯ブラシにプラスしてご使用下さい。
ただ歯間ブラシは
歯と歯の間に隙間がないと入らなかったり
無理に入れると
歯茎を傷つけることがありますので
歯科医院でサイズ確認をされる方が
安心かもしれません。
また磨けているつもりでも
完璧に磨けてないこともあるので
染め出しをして確認してみるのも
おススメです。
歯周病を進行させる原因としては
他にも多くの要素が関わっています。
それらをリスクファクターと呼びます。
リスクファクターは
次のようなものがあります。
1.口腔内の不衛生、唾液量が少ない、歯並びが悪い
これらに該当する人は
歯垢がたまりやすく
リスクが大きいと言えます。
特に女性は唾液の分泌が
年齢ともに落ちてくる方が多いです。
2.喫煙
ニコチンは歯に歯垢を付着させやすくし
免疫力も低下させると考えられています。
3.ストレス
精神的・肉体的なストレスは
唾液の性状を変えたり
免疫力を低下させます。
4.口呼吸
鼻ではなく口を中心に呼吸する人は
口の中が乾燥して
唾液の働きが弱まります。
5.妊婦・思春期の女性
女性ホルモンが増加するようになると
女性ホルモンの分泌量に関係して
歯周病菌が増殖します。
口の中がネバつきやすく
歯肉の腫れや痛みなどの歯茎の炎症が
起こりやすくなります。
6.糖尿病
糖尿病の高血糖や
血液中のブドウ糖のアンバランスが
歯周病を起こしやすくすると同時に
歯周病になると
血糖値コントロールを阻害するとされ
糖尿病のリスクにもなっています。
7.歯並び
歯並びが悪く上下の噛み合わせが悪いと
歯周病のリスクファクターとなります。
さらに歯と歯が重なった部分や
歯並びがガタガタした部分は
清掃しづらく細菌が溜まりやすいため
歯周病が進行しやすくなります。
8.歯ぎしり、くいしばり、咬合力(こうごうりょく)
歯ぎしりやくいしばりは
咬合性外傷の原因になります。
咬合性外傷とは
歯に強い力が加わって
歯周組織がダメージを受けることです。
イメージとしては
地面に埋まっている杭を抜くとき
真っ直ぐ引き抜くよりも
前後左右に強い力で揺らしながら抜いたほうが
早く簡単に抜けます。
杭=歯、地面=骨
前後左右への揺れ=歯ぎしりやくいしばり
力=咬合力とお考え下さい。
こういう癖がある方には
常に歯周組織にダメージが加わり
歯周病が進行しやすくなります。
くいしばりの簡単な確認方法は
舌をベーと出して
側面が波打っていればくいしばっています。
あとは歯周病を予防するなら
なんといってもメインテナンスが重要です。
きちんと歯周病の程度を把握しましょう。
いくら頑張って歯磨きされても
少なからず磨き残しは出てきます。
特に歯周病菌は酸素を嫌うので
歯周ポケットの中にもぐりこんでいきます。
歯ブラシの毛先はせいぜい届いて
1、2ミリです。
届かないところはやはり
定期的に歯科医院で
専門的なクリーニングを受けないと
除去しきれません。
ぜひともおススメ致します^_^
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