2022年2月1日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
歯の表面にある白い斑点のようなもの
この斑点のことは「ホワイトスポット」と言われるもの
で、出来る原因は2つ考えられます。
1つ目は「初期虫歯」です。
むし歯といえば黒い穴のようなものを想像しますが、
実はその始まりが白い斑点である場合があります。
歯の表面からミネラル分が溶けだす「脱灰(だっかい)」という状態になると、歯は光沢を失って白くにごり始めます。
これが初期のむし歯になり、徐々に穴が空いて黒くなっていきます。しかし脱灰を起こしたからといって必ずむし歯が進行するわけではありません。
脱灰は再石灰化という歯の自浄作用のようなもので、むし歯の進行を抑制する働きの一部分でもあります。
2つ目は「エナメル質形成不全」と言われるものです。
これは主に遺伝や生まれつきの病気、幼少期に発熱や栄養障害によって、歯の表面の「エナメル質」が正常に形成されない病気のために出来る白い斑点です。
エナメル質形成不全の場合、初期のむし歯と違って、再石灰化による治癒は期待出来ません。
そのため、エナメル質形成不全によるホワイトスポットで悩まれておられる方は、長期間その悩みを抱えておられる方も少なくありません。
「初期虫歯」によるホワイトスポットは、歯医者でも削らず治療することも多いです。
この場合、フッ素を塗布したり、きちんとしたブラッシングを憶えるためのTBI(歯磨き指導)などにより再石灰化を促します。
それでも再石灰化が間に合わず、むし歯が進行してしまうと削らざるを得なくなることもありますので、歯科医の指導に従い、出来る限り削らず治せるようにセルフケアをしていきましょう。
「エナメル質形成不全」が原因のホワイトスポットは、自然には治らないものです。
気になる方は当スタッフにご相談下さい。
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