2022年2月11日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
毎日の歯磨きの際に歯ブラシでのブラッシングだけでな
く、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを毎日の歯
磨きの習慣に取り入れてもらえるように
歯磨き指導を行っています。
どっちからやった方がいいの?
と聞かれることがあります。
歯磨きする前に、フロスと歯間ブラシをするのを
おすすめしております。
なぜかというと、
①フロス、歯間ブラシ→
②歯間ブラシの方が歯垢の除去率が高くなるそうです。
米国歯周病学会誌では、フロスは歯磨きの前に
行うことがもっとも、効果的に歯垢を除去する理想的な順
序であるという研究結果が報告されています。
また、歯と歯の間に詰まった汚れをフロスや歯間ブラシで
取り除いてから磨くことで、歯ブラシにつけた歯磨き粉の
有効成分(フッ素など)を歯間部にも行き渡らせることが
できます。
そして、ついフロスを忘れてしまったり明日でいいか…と
なってしまう方も、先にフロスから始めれば、忘れてしま
うのも減るのではないでしょうか。
歯ブラシのみでの歯磨きでは歯垢除去率は60%です。
しかし、フロスや歯間ブラシを併用すれば、80%まで汚れ
を落とすことができます。
また、虫歯の後発部分は歯と歯の間です。
もう少し詳しく説明すると、歯と歯が接する1mm下が虫
歯の発生しやすい場所です。
そこにアプローチできるのはフロスです!
フロスを使用することで虫歯の予防効果が高まります。
また、虫歯の早期発見につながります。
歯と歯の間の虫歯を自分の目で発見するのは難しいです。
初期の段階だと症状もありません。
しかし、フロスを使用していると、フロスが引っかかる、切れてしまうことがあります。
その場合、その歯と歯の間に、虫歯ができている可能性
や、詰め物が合っていない可能性があります。
もし、フロスが引っかかるところがあれば、早めに歯科医
院でチェックされることをお勧めします。
現在、日本でのフロス使用率は2割だそうです。
しかし、当院の患者様の半数以上の方は歯磨きの際にフロ
スや歯間ブラシを使用されています。
フロスや歯間ブラシの使用は、虫歯・歯周病・口臭の予防
に効果的です。
なるべく多くの方に、歯磨きの習慣アイテムの一つに取り
入れてもらえるよう今後も取り組んでいきたいと思いま
す。
フロスや歯間ブラシにも種類やサイズ、使い方のコツなど
もあります。
分からないことや聞きたいことがあればいつでもお気軽に
ご相談ください。
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