2022年2月22日
おはようございます。
高松市春日町ハローズ内
たかまつファミリー歯科医院
スタッフ兵頭です。
今日は猫の日🐈です(笑)
当院スタッフのひかりさんは猫を3匹
飼っています🐈🐈⬛🐈
せっかくなので、猫と人間の歯について
比べてみます。
猫と人では、口内環境にいくつかの違いがあります。
まず1つめは、先に述べた通り、歯の形状が違います。
人の歯の多くが臼の形をしているのに対し、猫の歯は多くは薄く尖っています。
2つめは、人の唾液にはデンプンを糖に分解する酵素・
アミラーゼが含まれていますが、肉食の猫は本来、炭水化
物を必要としないため、唾液にアミラーゼが含まれていま
せん。
3つめは、人の口内は弱酸性ですが、猫はアルカリ性です。
こうした違いが、実は虫歯や歯周病の発生率に影響しています。
猫の場合、口内がアルカリ性で虫歯菌が繁殖しにくいこと。
唾液にアミラーゼを含まず、虫歯菌の餌となる糖が口内に溜まりにくいこと。
歯が尖っていて、人の臼歯のようにくぼみに虫歯菌がたまりにくいことなどから、人と比べて虫歯になりにくいのです。
逆に口内がアルカリ性のため、歯垢が石灰化して歯石にな
りやすく、人より歯周病になりやすいといえます。
歯周病は、歯垢や歯石が原因で歯の周辺組織に起こる炎症
で、口臭、歯肉の腫れや出血などが見られます。
成猫の8割がかかっているともいわれるほど、多い病気で
す。
猫の場合、歯垢は3~5日で歯石化するといわれ、予防の
ためには、できれば毎日、少なくとも2日に1度の歯みが
きが望まれます。
人も一般的にプラークが形成されるまでは24時間かかると
言われています。
12日後には立派な歯石になってしまいます。
歯石をつきにくくするために歯ブラシだけではお口の中の
汚れの60%ほどしか落とすことはできません。
人も動物たちも定期的なメンテナンス受けないと
いけないのは共通点ですね。
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