2019年12月23日
おはようございます
高松市春日町のハローズ内にあります
予防歯科、メインテナンス、インプラントの
たかまつファミリー歯科医院
医院長の高松です
歯医者に行くと
歯のレントゲンを撮られたり
歯茎の検査を受けたりしますが
レントゲンって安全なの?
また
歯の麻酔薬って安全なの?
と、思われている方
いますよね?
結論を言うと安全なんですけど
その説明をさせてもらいます!
日本人が普通に生活していて
太陽光から浴びる
放射線の被ばく量は
年間2.1msvです
そして年間被曝の限度が1msvです
これはまず覚えましょう
ちなみに
ブラジル人の年間被ばく量は5.5msvです
本題の歯医者のレントゲンですが
部分的な歯のレントゲンは
1枚0.008msvです
そして全体のレントゲン撮影では
1枚0.01msvです
300枚撮影してやっと年間自然被ばくと同じです
ですので
全く問題ないといってよいでしょう
当院ではデジタルCTも導入しておりますが
それも
1回0.1msvです
10回撮影しても全く問題ありません
ちなみに医者のCTは
1回10msvとかなりの被ばくがあります
ガンの診断などには必要な処置ですが
年間撮影回数も決められております
医者のCT撮影はきちんと記録しておきましょう!
さらに余談ですが
福島の原発事故で放出された放射能とも
医療被曝とは異なります
医療用はレントゲン撮影を受けたときに被ばくして終わりです
しかし
原発事故で放出されたセシウムなどの放射能は
食事で食べると
体の中で放射線を出し続けます
体の外に出るまで被ばくさせ続けるのです
恐ろしいですね…
ですので
妊婦の方やそれ以外の患者さんでも
医者や歯医者でレントゲンを怖がるよりも
食事を気を付けることのほうが重要です
そして歯科麻酔薬についてです
歯科の局所麻酔薬は
無痛分娩や帝王切開手術の時に
使われる麻酔薬と同じです
妊婦や胎児に悪影響があるわけありません
ただ、妊娠後期の麻酔には
分娩促進作用がありますので
そこだけ注意しましょう
もう一点
麻酔で気分が悪くなったり
ふらふらする方がいますが
それは副交感神経反射といって
反射です
局所麻酔薬には血管収縮剤がはいっています
その薬は血圧をあげる作用がありますが
歯の治療が怖くて緊張されている方は
普段よりも血圧が上がっています
そこに麻酔をすると
余計に血圧が上がるので
体の防御反応で血圧を下げようとします
その作用で血圧が下がりすぎてしまって
気を失ったり
気分が悪くなってしまいます
ですのでアレルギーではありません
対処法は
頭に血が回っていないので
横になって安静にしておくと治ります
ただの過緊張ですね
ですので局所麻酔薬も安全に使用できるでしょう
最後に
歯の治療が怖いことは
重々承知していますが
歯は治さないと治りません
そして歯が悪くならないためには
メインテナンスが最も重要です
歯の治療が嫌な方は
メインテナンスだけでも受けましょう!!
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