食育②固いものを噛む?噛むと記憶力アップ?顎を育てる工夫とは?


おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)

 

すっかり気温が下がり寒くなってきましたね。

 

今日は食育パート2のお話をします!

前回は前歯であんぐっ!と咬むことの大切さ

についてお話しました。

今回は奥歯で咬むことの大切さについて

お話しようと思います(^^)/

 

噛むと聞くと…………固いものを噛む?

と思われる方が多いかと思います。

現代人は軟らかい食べ物ばかりを口にするので

噛む回数が昔に比べて非常に少なく顎が育っていません。

その影響で歯が並びきらず

歯並びの悪いお子さんが増えています。

『もっとよく噛んで食べなさい!と言ってるんですが…』

『固いものを食べさせたらいいですか?…』

という質問をお母様方から受けることがあります。

 

顎の発育の問題は勉強すればするほど凄く深くて

もちろん噛む回数が少ないから

顎が育たないというのも正しい考えです。

しかし噛みたくても上手く噛めない

飲み込めない、ポロポロこぼす…といったように

『食べる機能』を十分に獲得できてないお子さんが

非常に多いと感じています…

そんなお子さんが固いものをしっかりと噛めるでしょうか?

 

以前もとりあげました

『口腔機能発達不全症』のお子さんが

非常に増えています。

しかし本気で親子で頑張ってトレーニングすれば

発達を促して機能を習得することは可能です。

今後口腔機能発達不全症を改善すべく

しっかりと取り組んで行きたいと思ってます!

 

話が脱線してしまいました…すみません。

今日はそれはさておき

奥歯で噛むことについてお話しますね!

 

よく聞くのが

『一口30回は噛みましょう!』

『するめなどの固いものを食べましょう!』

…しかしなかなか現実的ではないですよね?

 

そのそも現代人の軟らかい食事とは

どういったものかというと…

お・か・あ・さん・は・や・す・め ! !

お…オムライス

か…カレーライス

あ…アイスクリーム

さん…サンドイッチ

は…ハンバーグ

や…焼きそば

す…スパゲッティ

め…目玉焼き

お子さんが好きなメニューがいっぱいですね。

こういった食べ物は噛む回数が少なく

顎が育ちにくいメニューです。

 

しかし!   私も一応、子を持つ母…

家事に仕事に追われて毎日忙しく

噛む回数を増やす為に献立を変えるなんて…無理!

十分頑張っているのに

これ以上求められても…(´;д;`)泣

となります…

 

じゃあどうすればいいのでしょう?

できる範囲で

噛む回数が増える食生活を心掛ける!

同じメニューでもちょっとした工夫で

噛む回数を増やすことが可能です。

具体的にはにちゃ!がじっ!

っと奥歯で噛む食事です。

いくらお子さんによく噛んで!と言っても難しいですよね?

なので軟らかい食材にプラスαで

しっかり噛まないと飲み込めない食材を入れてください!

 

ひじき・しらす干し・切り昆布・塩昆布・桜エビ

高野豆腐・ちりめんじゃこ      など…

例えば卵焼きに桜エビやちりめんじゃこを入れます。

するとノーマルな卵焼きに比べて格段に

噛む回数が増えます。

 

ハンバーグには水で戻した切り干し大根のみじん切りや

ひじき、蓮根のみじん切りなどを混ぜると

噛む回数が増えますよ!

 

あとは汁物などの野菜は

大きめにカットしましょう!

軟らかく煮ても大きいと嫌でも噛んでから飲み込みます!

 

顎を育てようと思うと固いもの?と思いますが

軟らかい食べ物でもちょっとした工夫で

噛む回数を増やせます。

噛む機能は乳歯が全部生えそろう

3歳頃からととのいます!

乳歯が生えそろう前に固いものを与えると

丸のみを覚えて噛まない子になりますので

注意してくださいね!

 

あと当院ではガムを噛むことをオススメしています!

正しいガムなら虫歯予防にもなりますし

顎も育てれて一石二鳥ですよ(^^)/

噛むことで脳の記憶中枢である海馬が刺激されます!

大人の方もぜひ噛むことは大切ですので

しっかり噛みましょう!

 

 

 

 

 

 

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