子供の歯並びが決まります!

おはようございます。

高松市春日町ハローズ内

たかまつファミリー歯科医院

スタッフ兵頭です。

街もクリスマスぽくなりましたね。

レインボー通りではイルミネーションがされてます。

今日はこないだオンライン勉強会で

教わった乳歯の萌出の4ステージについて

お話しします。

ここに一切れのリンゴがあるとします。

それを食べるのに何秒かかりますか?

まず、りんごを見て口唇、前歯でとらえて

奥歯で咀嚼して嚥下までの時間は20秒弱でしょう。

子供たちはこの短い時間の食行動を赤ちゃんの時から

3〜4歳になるまでの長い時間をかけて

学習とトレーニングによって覚えていきます。

歯の生え方により、口腔機能の発達を

無歯期•前歯期•奥歯期•完成期と

4つの時期に分けます。

 

それぞれの時期にあった食べさせ方

食べ方が非常に重要です。

 

無歯期【0歳から1歳前後】

スプーンの捕食では上口唇を使わせる。

捕食が大切。『上口唇で食べ物を捕らえる』

という感覚をしっかりと覚えさせてあげましょう。

8〜9ヶ月には舌で上顎に押しつぶせる、

ペースト状のものを与える。

ポイント!!

口への食べ物の運び方です。

子供自身が上口唇をキュッと閉じて

食べ物をとらえるという動きがしっかりできるようにする。

食べ物を口の中まで完全に入れてしまわないことが大切。

この時期のあかちゃんは、床を這って移動するハイハイを

積極的に行うことが重要。

ハイハイは首を支える筋肉を鍛えて咀嚼に重要な筋肉になります。しっかりと首を上げる運動を積極的に行いましょう。

 

前歯期【1歳〜1歳半頃】

前歯で噛み切ることができるようになります。

食べ物を子供が自らの手で掴んで食べる

「手づかみ食べ」もこの頃からです。

自分の手で口に運び、前歯で噛み切る

ということを繰り返し経験することによって

「一口の量」の感覚をつかみます。

無歯期と同様ここでも食べ物の運び方が

ポイントになります!

食べ物を口の奥まで入れてしまうと

口唇と前歯を使って食べ物を捉える感覚が身につきません。

口唇と前歯を適切に使うことができないと

口唇の周囲筋の口輪筋が十分に発達せず

鼻呼吸も十分に身につかないために、

いつも口を開けて息をする「お口ポカン」になってしまいます。

奥歯期【1歳半〜2歳頃】

6歳臼歯が4本、噛む力、咀嚼リズムがポイント!

食べ物を口に入れたら、その子のペースで

ゆっくりと咀嚼する時間を与えること。

軟食(大人と同じメニューで柔らかく)

フルーツの大きさも少し大きめで時間かけて!

奥歯での噛み潰しの感覚を覚えさせる。

この時期の咀嚼の練習は最も重要です!!

なぜなら、こどもが噛む力、咀嚼のリズムを

つかむのには、どうしても時間がかかるからです。

完成期【3歳前後】乳歯列完成

6歳までう蝕ゼロ目指す!!

正しい姿勢、呼吸法

噛みかた、飲み込み方。

早食べ、口にためたままいつまでも

飲み込めないのは要注意!

水や、汁物で流し込まない。

好き嫌いがない。

食事の時間決めておく。

完成期では、よい噛みかた、よい噛み合わせで

よい嚥下を習得して永久歯が萌出するまで十分に留意します。

また食事の姿勢は

①足がしっかりとつくように座る

②奥歯で左右交互に噛む

③口唇をしっかり閉じて飲み込む

④飲み物は置かずに自分の唾液でドロドロにする

味覚を育てるのには

人間の味や好みに関する発達は母親の胎内にいる時から

始まります。

胎児は、羊水を通じて母親が摂取した食べ物の

風味や匂いを感じます。

産まれた後も、母乳を通じて風味を感知します。

羊水や母乳を通した体験が離乳食に初めて口にする

固形食への好き嫌いを決定つけます。

幼児の歯並びが良くなるためには

お腹の中にいる時から決まるんです!!

3歳までに自然な口元を作る。

ぜひ実践してみて下さい😊

 

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