おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
前回の癒合歯に引き続き
今日は「過剰歯」のお話です。
過剰歯とは正常な歯の本数より多く存在する歯です。
過剰歯はそのままにしておくと
歯並びに影響が出てしまうことがあります。
正常な状態の場合
乳歯は計20本
永久歯は親知らずを除くと計28本
親知らず含むと32本をあります。
しかしそれ以上の本数の歯が見られる場合
その歯は過剰歯です。
男女を比べると統計的には男性の方が
過剰歯を持っていることが多いそうです。
過剰歯が見られる部位は様々ですが
上の前歯、上の奥歯そして下の奥歯によく見られます。
中には上顎の真ん中のあたりに生えているケースや
一本だけでなく多数生えているケースなどもあり
インターネットで画像検索すると
衝撃的な画像を目にすることがあります…( ゚Д゚)
過剰歯は正常な歯とは形態が違うことが多いため
区別がつきやすいのが特徴です。
しかし顎の中に埋まったまま
生えてこないことも多く
レントゲンを撮影して
偶然発見されることもしばしばあります。
過剰歯の原因は?
ではなぜ過剰歯ができるのでしょう?
お口の中には永久歯の卵である「歯胚」があり
顎の骨の中で成長して
永久歯となり生え変わります。
しかしこの歯胚が何らかの原因で
過剰に作られたり途中で分裂してしまうことで
歯が通常の数よりも
多くなってしまうと考えられています。
過剰歯をそのまま放置するとどんなリスクが?
過剰歯が生えている
または埋まっている位置によっては
歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。
また過剰歯が生え変わりの邪魔をしてしまい
生えるのが遅くなったり
生えるべき歯が埋まったままといった
生え変わりの異常である
萌出遅延や埋伏歯の原因になる場合もあります。
特に上の前歯に過剰歯がある場合や
かつ生えている場合、早期に抜歯を行います。
まだ萌出しておらず
顎の骨の中に留まっている状態の場合は
萌出してきた時点で抜歯を行うことがほとんどです。
過剰歯は基本的には抜歯になりますが
過剰歯が存在していても特に問題がない場合は
そのまま経過観察として様子を見ることもあります。
前歯の歯並びが気になる
通常には見られない位置に歯が生えているなど
気になる場合は、早めに相談を!!
過剰歯かどうかはレントゲンで診断できますが
見た目にもわかることがあります。
前歯の歯並びや歯の形が気になる
乳歯が抜けたのに永久歯がなかなか生えてこない
おかしなところから歯らしきものが見えるなどは
過剰歯が原因と考えられることがあるため
このようなことが気になった場合は
歯科医院で相談してみて下さいね。
実際にうちの子は
癒合歯プラス過剰歯がありました。
癒合歯を抜歯しても前歯が生えず
過剰歯が見つかり抜歯するも
前歯の永久歯が出てこず…
部分矯正でひっぱり出してもらいました。
今は隣の歯と同じくらい歯が出てきました!
気づくのが遅れたり
抜歯のタイミングが悪いと
生えるべき歯の邪魔をして
出てこないこともあります。
お子さまの歯並びなどで
気になることなどありましたら
お気軽にご相談くださいね(^^)/
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