歯周病から認知症…動脈硬化?

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

前回に引き続き歯周病のおはなしです。

歯周病を防ぐことで

認知症や動脈硬化などの病気を予防できる!

というところを掘り下げて

おはなししていきます!

 

まず認知症についてですが…

 

残っている歯の本数が

認知症の発症リスクや進行度と

密接に関係しているようです!

 

アルツハイマー型認知症患者の歯の本数は

平均して健康な高齢者の3分の1です。

 

かつ失った歯の本数が多い人ほど

脳の萎縮度が高いという報告があります。

 

昔から『歯がない人はぼけやすい』と言われていますが

これは科学的に見ても正しいようです。

 

歯のあるなしだけでなく

歯周病もアルツハイマー型認知症の一因になります。

 

歯周病になると

歯周病菌が出す毒素により

血液中に炎症物質『サイトカイン』が流れ込みます。

 

これが脳に入ると

脳のごみと呼ばれるたんぱく質『アミロイドβ』が増えて

海馬を中心にたまっていきます。

 

海馬は記憶をつかさどる部位です。

ここの神経細胞がアミロイドβに圧迫され死滅すると

記憶力が低下します。

 

それだけでなく

全身疾患を引き起こす原因にもなるのです…!!!

 

サイトカインが血管を通じて全身に放出されると

インスリンが効きにくくなり

糖尿病を発症しやすくなります。

 

また血管内で炎症が起こって動脈硬化になり

血管がつまったり切れたりすると

脳卒中や心筋梗塞を発症する恐れも…

 

さらに誤嚥性肺炎や

感染性心内膜炎も起こしやすくなります。

 

こうしたリスクを回避し

いつまでも健康に過ごすためには

正しい方法で歯みがきをして

口の中を清潔に保つこと!

定期的な歯のクリーニングを受けること!

が絶対に大切です。

 

歯周病菌を減らせれば

サイトカインの発生を抑え

歯も温存できます。

 

今ある歯をすべて残すことを目標に

歯のケアを始めませんか?

 

 

●あなたの歯周病リスクをチェック!

歯のケアができているか

セルフチェックをしてみてください(^^)

1つでも当てはまれば、歯周病の疑いがあります。

 

□ 朝起きた時、口の中がねばねばする

□ 口臭がある

□ 1回の歯磨きは3分以下

□ 歯間ブラシやデンタルフロスは使わない

□ 歯を磨くと出血することがある

□ 抜けたままにしている歯、治療せずに放置している歯がある

□ 1年以上、歯科を受診していない

 

いかがでしたか?

項目に当てはまることはありませんでしたか?

何か気になることがありましたら

ぜひいらしてくださいね。

スタッフ一同お待ちしております\(^^)/

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