口は食べるだけじゃない!運動との関係性!

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

健康の維持と向上には

栄養・運動・休養の三本柱が大切です!

 

栄養は「バランスよく食べること」

運動は「体を動かすこと」

休養は「心身ともに休むこと」です。

 

口の機能は「食べること」だけではありません。

実は運動こすることにも大きなかかわりがあります。

 

《8020達成者と身体活動の関係》

8020達成者の生活活動を調査した研究があります。

20本以上保っている方の80%は

自由に外出できることが分かります。

一方歯のない方は40%となり

半数の方は自由に外出できていないことが分かります。

 

この図は30代から70代までの方の

運動習慣と歯のない本数を比べてみたものです。

 

50歳代くらいから

「運動習慣のない」者の「歯のない本数」が

増えてきていることが分かります。

 

歯を失うことは

自分の体の動きを抑制する可能性があることが

推察されます。

 

特に高齢になるにしたがって

運動習慣がつきにくいそうです。

高いシューズを買ったり

トレーナーを買ったりする前に

自分の歯と噛み合わせを大切にしてください!

 

《運動機能の維持には噛み合わせが大切!!》

歯がなくなるとどうして運動や生活活動が

抑制されるのでしょう?

 

実は歯を失って上下の歯の噛み合わせを失うと

身体の安定性が失われて身体動揺が出てきます。

特に奥歯である大臼歯が失われると

身体動揺が大きくなります。

 

噛み合わせた時に広い接触面積がある人は

噛み合わせた時に狭い接触面積しかない人に比べて

重心動揺が少ないことが分かっています。

 

少し想像してみてください(^^)

身体がグラグラと動いている状態で

運動はできるでしょうか?

ボールを打てるでしょうか?

 

そのように想像してみると

日常の運動でもスポーツでも

身体は動かない方がよさそうですよね?

 

もちろんどなたでも

少しは動いているのが普通です。

 

身体の動揺が勝負の決め手となる

射撃のようなスポーツでは

まずはしっかりした噛み合わせが必要そうですね。

 

自分の身体がいつでも

自分の思うとおりに動いてくれるためには

どうしたらいいのでしょう?

①身体機能を維持する食事と咀嚼機能の維持

「食べる」ことは

最大のコンディショニングと言われています!

 

オリンピック選手やプロのスポーツ選手になると

体重の調整が必要になることもありますよね?

「食べる」こともすでに競技の一部になっています。

一般の国民レベルでは

身体を健康に保つために「食べる」ことが大事です。

 

②身体の重心動揺と噛み合わせの維持

身体が動揺していると転倒の危険性が増します。

ちょっとした段差で転んだり

靴を履こうとして転んだりした経験はありませんか?

 

高齢になると転倒して頭部を強く打ったりすることは

命の危険にもなってきます。

とにかく「転ばないように」気を付けていただきたいです。

 

そこで簡単にできることは噛み合わせを保つことです!

歯が抜けてしまっている方も

ぜひ入れ歯を入れて噛み合わせを確保してください。

特に奥歯の噛み合わせの確保が大切です。

 

③噛みしめと筋力

噛みしめは筋力の発揮に

有効に作用することが知られています。

 

重い荷物を持ち上げるときには

知らず知らず噛みしめていることはありませんか?

 

私も最近赤ちゃんを抱っこするので

気づけば噛みしめてしまっています…

噛みしめによって筋力を増強したり

あるいは関節が固定されたりして

身体がグラグラしなくなる効果があることが

わかってきています。

 

歯と運動、スポーツには粋な関係があります。

スポーツのパフォーマンスには

「心技体」のバランスが必要だと言われてきました。

 

それは健康な歯と口の機能を維持することが

おいしい食べ物に満足し

自分で活発に活動して

満足度の高い生活を送ることに直結しています。

 

ぜひ毎日の努力から健康な生活をつかみましょう。

検索