どの歯の痛みか分からない?

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

みなさんは歯が痛くなった経験はありますか?

上の歯か下の歯かどの歯か分からないけど痛い…

とおっしゃる患者さまがたまにいらっしゃいます。

 

歯の痛みは口全体にひろがりどの歯が痛いのか

自分でさえわからなくなることってあるんです。

 

前歯ならどの歯がおかしいか

あまり間違えることなく言い当てても

奥歯に行くほど正解率は低くなります。

 

歯を刺激して

どの歯を触れたかを回答する実験を行ったところ

3~5本の範囲内の歯を回答して

とくに1歯前方の歯と間違えやすく

第二大臼歯(前から7本目の歯)では

その手前の第一大臼歯と勘違いする人のほうが

正解者より多くなるという結果があります。

 

上下の歯痛の区別さえできなくなることもあります。

下の奥歯にむし歯があって痛みの原因となっていても

上の奥歯が痛いと錯覚を起こすことや

またその逆も珍しくありません。

 

上の歯の痛みは顔面の知覚、運動をつかさどる

脳神経である三叉神経の2番目の枝

下の歯の痛みは三叉神経の3番目の枝によって

それぞれ伝えられます。

 

同じ神経から伝達される信号を

脳自身が正確に判別できなくなっているからです。

私たちがどの歯が痛いか

言い当てるのが難しいのは当然です…

 

そのようなことから

トラブルを起こしている歯を的確に診断するためには

上下の歯を同時に見ることのできる

口全体のレントゲン写真を撮る必要があります。

 

当院でも正確な診断のため

必要な歳にはレントゲン写真をおとりしています。

的確な治療のためご協力お願いします(^^)/

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