子どもの歯が虫歯で根の治療?

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です

今日は子どもの歯の根の治療についてです!

子どもの歯(乳歯)も神経を抜くことはあります。

歯科の専門用語では「乳歯の根管治療」と言います。

まず乳歯の特徴ですが…

乳歯は永久歯に比べて厚みが薄く

歯の硬さも柔らかいです。

なので虫歯にとてもなりやすく

進行もとても早いです。

簡単に神経まで細菌がいってしまい

神経の治療が必要になってしまう事も多いです。

ただ子供の方が修復力が高いため

細菌に対して抵抗する力も強いです。

子供の方が怪我の治りが早いのと同じですね。

そして環境の影響をとても受けやすいのも特徴です。

乳歯の虫歯でも神経までばい菌が到達してしまうと

歯がズキズキ痛くなったり

歯肉が腫れたりします。

このような場合麻酔をして

神経を除去して綺麗にする処置をしなければなりません。

根管治療とは?

根管治療は炎症や感染を起こした歯髄のための治療 です。

痛んだ歯髄を除去して根管を入念に消毒し

将来的な感染を防ぐために

根管に詰め物をする治療法です。

感染根管治療または歯内療法とも呼びます。

神経は「抜いて終わり」

というものではありません!

神経を抜くときは

歯の内部を綺麗に無菌化する処置が必要です。

乳歯の神経をとって永久歯に影響は?

乳歯と永久歯は神経を含めて別の歯です。

乳歯の神経を除去しても

永久歯の神経には影響はありません。

しかし乳歯、永久歯にかかわらず

神経を除去する事は

できるだけさけたいものです。

乳歯に銀歯をかぶせて

永久歯への生えかわりは大丈 夫?

銀歯はただ上にかぶせているだけで

乳歯が生えかわる時に一緒に取れるので

心配はいりません。

ただし、大きなむし歯で神経を除去してかぶせた場合

乳歯の根がうまく吸収されず乳歯が抜ける前に

永久歯が横から生えてくることがあります。

この場合には、乳歯を抜歯してもらいましょう。

乳歯の前歯を外傷で神経を除去した時に

歯が変色するのはなぜ?

神経を失った歯を失活歯と言います。

失活歯は時間が経過すると

黒っぽく変色することが あります。

歯髄がなければ血液が循環しません。

すると歯の象牙質に含まれるコラーゲンなどが変質し

黒っぽくなることがあります。

その他、歯の内部にあった血液が

象牙質の細かな穴に入りこみ

象牙質を変色させる事もあります。

変色した失活歯は

永久歯に影響がありませんのでご安心ください。

神経を抜いたのに痛むのはなぜ?

乳歯の根管治療だけではなく大人でも同じく

根管治療後に再び痛む事があります。

根管の薬剤が吸収されて炎症が起き

再び感染したと考えられます。

このような場合残念ながら

もう一回同じ治療を行います。

乳歯は抜いてしまっても

永久歯が生えてきます。

しかし乳歯を残すことは

永久歯が綺麗に生えるために

とても重要なことです!

虫歯が大きくなると

歯の神経を除去する治療が必要です。

神経を除去した歯は

将来的に抜歯になる可能性があります。

神経を保存できる「小さな虫歯」のうちに

歯科治療をされた方が良いので

定期的な検診、お掃除を

おススメ致します^_^

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