妊娠期のお口のケア 3

おはようございます。

高松市春日町ハローズ内

たかまつファミリー歯科医院

スタッフ兵頭です。

妊娠期のお口ケア3弾は

妊娠後期(8〜10ヶ月)

赤ちゃんの虫歯は母親の影響が大!です。

生まれたあとの準備や日々の仕事や家事で忙しくなり、つ

い歯磨きをおろそかにしてしまいがちな時期。

 

ママの口が不健康だと赤ちゃんにも細菌をうつしてしまう

リスクがあるため、出産準備とともに正しいオーラルケア

も心がけましょう。

赤ちゃんが産まれた後も気をつけないと

いけません。

生まれたばかりの赤ちゃんの口には、むし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)はいませんが、むし歯になる赤ちゃんもいます。

パパやママが使ったスプーンで赤ちゃんに食べさせたり、噛み砕いたごはんをあげたり、またキスしたりすることによって、実は赤ちゃんにうつしてしまうからです。

口うつしや間接キスなど、赤ちゃんとのスキンシップを取ることが多いパパやママは赤ちゃんのためにも、日々の歯磨きを気を付けなくてはいけません。

 

お母さんが虫歯だと子供の虫歯リスクも高くなります!

ママにむし歯がある子どもと無い子どもを比べると、子どもがむし歯になる確率はこんなに変わります。妊娠中からしっかりとした歯磨きが大切です。

ママがむし歯だと、子どものむし歯のリスクも高まります

 

妊娠中の食事もきをつけないといけません!

 

赤ちゃんの歯の元となる歯胚(しはい)と呼ばれる組織は、妊娠初期から作られます。
その歯胚が石灰化されて、固く丈夫になるのが妊娠4か月目ごろです。
永久歯の歯胚の一部も、この時期に作り始められます。

カルシウムだけでなく野菜やくだもの、魚、肉、穀物などをバランスよく食べて必要な栄養素をしっかり摂るよう心がけたいですね。

●主な栄養素
良質なタンパク質 歯の基質を作るのに必要です。
カルシウム・リン 歯の再石灰化のために必要な栄養素
ビタミンA エナメル質に必要な栄養素
ビタミンC 象牙質に必要な栄養素
ビタミンD カルシウムの代謝や石灰化を調整する役割

 

 

 

あと、

歯周病の妊婦さんは歯周病でない妊婦さんに比べて約5倍も早産になりやすいです。歯周病は、歯を支えている歯ぐき(歯肉)や歯槽骨(しそうこつ)を破壊する炎症性の病気で、歯周病といろいろな病気との関連が明らかになってきています。

妊娠期には、女性ホルモンの増加により炎症に対する反応が増し、口の中での歯周病原因菌が繁殖しやすくなります。歯周病になると、体内の自分を守ろうとする細胞から、出産のサインになる物質が過剰に作られます。
さらに、子宮収縮を促進させる物質も作られ、早産につながることがあります。

妊娠前からの歯周病の予防や治療は元気な赤ちゃんのためにも大切です。

 

 

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