離乳食の開始目安って?絶対するべき!!赤ちゃんの指しゃぶりと玩具なめ!

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

今日は歯並びのよい子にするための

離乳食のおはなしです!

 

《離乳食はいつから始める?》

よく生後5、6ヶ月になると

そろそろ離乳食を始める時期だけど

始める目安ってなんだろう?

と悩まれるお母さんも多いのではないでしょうか?

離乳食を始める目安はみなさんもご存知かと思いますが…

  1. 5ヶ月以降である
  2. 首が座っている
  3. 食べ物に興味がある
  4. 機能的準備が整っている

きっと4番目の機能的準備のところで

んっ?なんのこと?

…となる方が多いと思います。

 

《機能的準備が整うとは?》

赤ちゃんが生まれた時から持っている

反射がなくなることです。

生まれ持った反射のことを原始反射といいます。

原始反射はいくつもあるのですが…

離乳食の開始に関係している反射は5つあります。

①探索反射     頬や口角を触ると顔を向けて口を開く反射。おっぱいを探すようにみえますが、お腹が空いてるわけではなく反射です。

②口唇反射      唇に刺激を与えると、口を丸めて突き出してくる反射

③吸啜反射(きゅうてつ)      口に入れた指を吸う反射

咬反射           口角から指を入れると顎を閉じて 、固形物が侵入するのを防ぐ反射

⑤舌挺出反射    入ってきたスプーンなどを舌で押し出す反射

①~③の反射はおっぱいを飲むために必要な反射です。

④⑤の反射はおっぱい以外の物を口から出す為の反射です。

離乳食を始めるのに特に重要な原始反射は

④番目の咬反射と⑤番目の舌挺出反射です。

この2つの反射が完全になくなっていることが

離乳食の開始の目安となります!

 

基本的に7ヶ月くらいになると

こういった反射はすっかりなくなります。

反射が消えてごっくんできるようになる

5~6ヶ月がお乳以外のものを食べ始める目安となります。

早めに離乳食を始めると

赤ちゃんは口に入ってきたものを舌で押し出します。

これは舌挺出反射によるものです。

 

《離乳食をスムーズに始めるためにできることは?》

指しゃぶり   玩具なめ (^^)!!!!!

これ凄く大切なんです!

舐め舐めしてたら辞めさせる親御さんも

いらっしゃいますが…

好きなだけ積極的にさせてあげてください!

 

生後1~2ヶ月から指しゃぶり

生後3~4ヶ月から玩具やシーツを舐めるようになります。

4、5ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんで

こういった行為が見られるようになります。

指しゃぶりや玩具なめは口への刺激を増やし

手と口の協調運動を促し

原始反射を消して離乳食へ移行する準備

になります。

なので誤飲事故などにならないよう

しっかり見守りながら

積極的にさせてあげてくださいね!

 

あっ!

ベビーマッサージも原始反射の消失に有効なんですよ♪

 

 

離乳食をスムーズに始める以外にも

指しゃぶりやおもちゃ舐めには

メリットがたくさんあります。

 

《指しゃぶり、玩具なめのメリットは?》

口は世界を探る手段となる!!!!!

6ヶ月も過ぎると首もしっかり据わって

手も自由になります。

手が自由になると手の届くものを何でも

口に運んで舐め回します。

 

例えばゴルフボール!

赤ちゃんは舌で舐め回すことで

小さな凹凸のあるツルツルした球体を記憶します。

生命記憶力と言われていますが

手でなでまわし舌で舐めまわして

かたちや距離や表面の性状を

記憶の底に覚え込むことができるのです。

 

また赤ちゃんは自分の手から始まり

足などを舐めることで

自分の手なんだ✋

自分の足なんだ👣

ということを知り学んでいくのです!

 

 

そしてもう1つのメリットは

脳への刺激が凄まじい!!!!!

ものを感じる感覚は

始めに舐めたり触ったりする感覚から発達します。

口唇や舌で手あたり次第に舐めまわすことで

たとえばツルツルした丸いかたちの実感が

体の感覚としてできあがります。

舐める感覚が育ってから触る感覚が育ちます!

 

ペンフィールドのこびとってご存知ですか?

大脳皮質の感覚野のどの部分が

どの感覚器官とつながっているかを

分かりやすく表したものですが…

口唇と指が大きくて胴体のない

ちょっと気味の悪いこびとです。

口唇や舌は大脳皮質の大部分に感覚が働いています!

なのでたくさん色々なものを

舐めたりすることで

脳への凄い刺激になり発達を促します!

 

ちなみにベビーマッサージの資格を持ってるのですが

外国のウガンダでは、大人はみんな

ベビーマッサージができるそうです!

なので赤ちゃんがいれば

お母さんお父さんはもちろん

祖父母に叔父叔母もみーんな

次から次へと赤ちゃんにマッサージをするそうです。

皮膚は第2の脳とも言われるくらい

皮膚を触るだけで凄い刺激になり

脳神経の発達を促します。

なのでウガンダの赤ちゃんは

毎日何度もマッサージされるので

脳神経の発達が凄まじく

首が据わるのが4~6週

お座りをするのが4ヶ月

立って歩くのが8ヶ月

走り始めるのが12~14ヶ月

と成長がめちゃ早いそうです( ゚Д゚)!!

脳への刺激って凄いですね!

ぜひとも皮膚以上に広範囲で分布している

口唇や舌をしっかり使える

指しゃぶりや玩具なめを

たくさんさせてあげましょう!

 

次回は離乳食初期から順番に

お口を育てる大切なポイントがあるので

お伝えしますね(^^)/

 

ベビーマッサージも気になるようでしたら

お伝えしますよ(^^)?

 

 

 

 


 

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