指しゃぶりと歯並び!

おはようございます。

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です。

 

今日は1歳9ヶ月のお子さんが来られました。

自身の息子と同じ月齢で親近感が♡

とても可愛いお子さんで癒されました^_^

 

お母さんが指しゃぶりで

歯並びが悪くならないか心配されていたので

『指しゃぶりと歯並びについて』

アップしたいと思います。

 

指しゃぶりをしていると

結論…歯並びが悪くなります。

3歳ごろまでは見守っていて大丈夫ですが

それ以後も続く場合は辞めさせるべきです!

 

そもそも指しゃぶりは

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時から

実はすでに指しゃぶりが始まっています。

生まれてすぐに母乳やミルクを吸う準備を

しているんです。

 

多くの赤ちゃんは生後2ヶ月ごろから

手や指をしゃぶる行動がらみられはじめます。

  

しかし大きくなっても習慣化された

強い指しゃぶりが続く場合は

歯並びや噛み合わせへの影響がでてきます。

  

大きくなっても指しゃぶりをやめられず

長期間にわたると口元や歯並びに

どのような影響がでるかというと…

  

●上の歯が前に出る

指の腹の力で上の歯が前へ押され前方へ傾き、

横から見た時に上の前歯が下の前歯より

大きく出てしまいます。

口が閉じにくくなり

上の前歯で下くちびるを噛むくせが

出やすくなります。

下くちびるを噛むことでさらに

出っ歯がひどくなります。

 

●下の歯が前に出る

指の腹で下あごを引っ張ることで

顎が前へ出て下の前歯が前へ傾きます。

そのため横から見た時に

下の前歯が上の前歯より前に出てしまいます。

飲み込むときは

舌が下の前歯を押すようになり

しゃべりにくい言葉や

聞き取りにくい言葉もできます。

口を閉じたとき口角が下がり

不機嫌そうな顔になります。

 

●上下に隙間がある

歯が生えている根っこのほうへ指で押されて

歯が移動することにより

上下の前歯に隙間ができてしまいます。

奥歯は噛んでいるのに

前歯が閉じなくなります。

口が閉じにくくなるためお口ポカンとなり

隙間から舌を出す癖や

飲み込む時に水分や食べ物が飛び出ないよう

隙間に舌を入れて閉じる癖がでます。

舌の癖がつくと

しゃべりにくい言葉や

聞き取りにくい言葉ができます。

 

その他にも上の歯並びのアーチが

通常のU字型からV字型に変形したり

上の歯と下の歯の中心が

ずれてしまうこともあります。

 

※4歳以降も指しゃぶりがある場合は要注意!

幼稚園や保育園に通いはじめると

集団生活のなかで社会性も芽生え

恥ずかしい気持ちが生まれ

自然にやめる子が増えるといわれています。

 

外遊びや活動が増えることからも

退屈な時間が減り自然に吸う頻度も減ります。

 

指を吸うことの何が悪いのか

口腔内へどのような悪影響があるのかが

理解できる年齢になり

さらに言葉の発達によって

意思表示ができるようになると

自分の不安を指しゃぶりで

まぎらわすのではなく

言葉で表現して解決できるように

なるといわれています。

 

4歳までは指しゃぶりを辞めれば

歯並びも戻ることが多い様ですが

それ以降は難しくなります。 

 

お子さんの歯並びやお口のことで

何か心配なことなどございましたら

お気軽にご相談くださいませ^_^

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