おはようございます。
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です。
今日は歯科衛生士たるもの
毎日見ている歯石についてです。
歯石って?何なの?
と思われている患者様もいらっしゃるので
歯石についてお話します。
歯石とは歯の表面についてしまう
石のように硬い物質です。
だ液に含まれるカルシウムと
歯についている歯垢が
結びつくことで出来ます。
歯の表面はツルツルですが
歯石の表面は小さな穴がたくさんあいて
デコボコしています。
デコボコなので汚れがつきやすく
穴の中に細菌も棲みつきやすい状態になり
棲みついた細菌は毒素を出します。
これが歯周病の原因の一つです。
歯石は唾液中のカルシウムとプラークが
結びついて出来るので
唾液の出る場所の近くに
出来やすい傾向があります。
唾液は唾液腺と呼ばれる
唾液の出やすいポイントが3つあります。
耳下腺(じかせん)」
「顎下腺(がっかせん)」
「舌下腺(ぜっかせん)」と呼ばれます。
唾液腺マッサージという言葉を
聞いたことがあるかもしれませんが
唾液腺を刺激して
唾液の分泌を促すために行うものです。
歯石は唾液の出口の近くである
下あごの前歯の裏側あたりと
上あごの奥歯の外側あたりに
出来やすい傾向があります。
このあたりは特に丁寧に歯みがきをして
プラークがたまらないようにしましょう!
歯石がなるべくつきにくくするには
プラークコントロールが重要です。
歯垢が残っていると
歯石ができやすいので
歯石がつきやすい方は
歯みがきの方法を改善したり
フロスや歯間ブラシなどを使ったケアも
効果的です^_^
歯石になる前の状態は
バイオフィルムと呼ばれ
ねばねばした状態です。
その中には細菌が沢山棲んでいます。
歯石になる前に
バイオフィルムの段階で
除去することが出来るように
歯垢を出来るだけセルフケアで
ていねいに落としましょう♪
歯石はできてしまうと
歯ブラシではとることができません!
歯の表面のツルツル感がなくなり
ざらざら・デコボコしていると
歯石ができてしまっているので
歯科医院での歯石除去が必要になります。
歯科医院での歯石除去の治療は
国家資格を持つ歯科医師、歯科衛生士にのみに
認められています。
当院では歯科衛生士が
歯周病の治療とともに
歯石の除去も担当しています。
きちんと歯石除去ができると
明らかに歯ぐきの状態が改善します。
1~2週間すると
歯ぐきの炎症もおさまって
健康なピンク色になって
引き締まってくることが多いです。
健康な歯で一生過ごすためには
歯の健康が不可欠です!
歯石の出来やすい下あごの前歯の裏側と
上あごの奥歯の外側を
丁寧にブラッシングして
歯石が出来ないようにケアしましょう。
3ヶ月に1度は歯科医院での
歯のメインテナンスに是非いらして下さい^_^
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