抱っこの仕方で未来が変わる!続

おはようございます。

高松市春日町ハローズ内

たかまつファミリー歯科医院

スタッフ兵頭です。

前回の続きの赤ちゃんの抱っこの仕方です。

 

お口ぽかんを予防するためにはどのように抱っこすれば良いのでしょうか?

これには赤ちゃんの背骨の成長がポイントになるため、その成長をおさらいしてみましょう!

 

 

赤ちゃんの背骨は生まれて来た時にはまあるくCのカーブを描いていています。

 

ねんねの時期を過ぎた赤ちゃんは、うつ伏せになることで頚椎の前弯が少しずつ作られ、おすわりをすることで胸椎の後弯が作られます。

 

その後、はいはいをする頃には頚椎の前弯が完成し、腰椎の前弯ができはじめ、歩くことにより腰椎の前弯が完成に近づいてゆきます。

 

背骨はCカーブから始まり、Sカーブへと変わってゆくのです。

 

背骨を大切に守り育てる抱っこをすることが、将来の姿勢の良さに繋がります。

 

まず赤ちゃんが自然な状態でいる時の首のカーブを見てみましょう。

赤ちゃんは内臓を守り、体温を維持するためにまあるく背中を丸めた状態で生まれて来ます。

この頃の赤ちゃんを寝かせると、腕はW型・足はM型になります。

 

手足を持ち上げることで、自然と背中をCのカーブにしているのです。

この姿勢を崩さないように抱っこすることで、赤ちゃんの背中のCカーブを守ることができます。

 

首がすわるまでの赤ちゃんを横抱っこする時は、背中がCカーブになるように意識すること。

 

 

Cカーブを意識せず抱っこしていると、↓のようになりがちです。

(ほんの少しの知識の差が、赤ちゃんの発育に大きな影響を与えるのです。これからは背中をまあるく抱っこするよう伝えていきましょう!)

 

そして、首がすわった赤ちゃんを縦に抱っこをする時のポイントは、赤ちゃんの足をM字に開けてお父さんお母さんの体を跨がせるようにして、赤ちゃんのお尻の穴とお母さんのおへそがくっつくように抱っこします。

 

 

縦抱きの場合も赤ちゃんの体を意識的にまあるくしてあげるのです。

この時、赤ちゃんのおでこにチューできるくらいの高さで抱っこすることも大切です(^^)

 

赤ちゃんの膝の位置がお尻より少し高くなるように抱っこすると、自然とまあるいCカーブの背中になります。

 

この姿勢を意識すると赤ちゃんにとって無理のない楽な姿勢になるので、安心して体を預けてくれます。

まあるいCカーブで抱っこできていると、赤ちゃんが寝てしまっても首が後ろに反りにくくなります。

さらに、赤ちゃんとお母さんが密着して重心が高くなるので、抱っこをしているお父さんお母さんの負担も軽くなります。

 

えみさんもこの抱っこ紐使用してるみたいですね😍

早く赤ちゃんみたいな💕

成長とともに抱っこ紐から出る頭の部分は大きくなり、寝落ちると抱っこ紐についているカバー(布)では頭の重みは支えきれなくなります。

かといって、ずっと腕で支えていられない場合もありますよね。

ベビーカーを両手で押さないといけない時や上の子と手を繋いで荷物を持つ時など…両手を使いたいときは、抱っこ紐のカバーの中に更にタオルを挟むといいですよ!

ハンドタオルを首の後ろに挟むだけで頭が後ろに反りにくくなり、赤ちゃんもお口を閉じた状態で寝ることができます。

 

最後にもう1つ大切なこと!

寝てくれるのは助かりますが、大きくなるとお母さんも重たくて、肩や腰に負担がかかります。

ですので抱っこ紐で寝てくれたら、ベビーカーやお布団に移すことをお勧めします!

置くときの緊張感はありますが、眠りの深くなったタイミングを見計らうと成功率が高くなりますよ♪

これから抱っこ紐で赤ちゃんを連れている姿を見かけたら、赤ちゃんの背骨がまあるいCカーブになっているかチェックしてみてくださいね♡

 

赤ちゃんは未来の大人です!

きちんと噛める・食べられるお口を作るためには赤ちゃんの頃がめちゃくちゃ大切です!

まだ歯の生えていない赤ちゃんにも歯科の立場からお話できることはたくさんあるんです(^^)

ぜひ妊婦検診の時にお話ができたらと思いますので

ご来院くださいね。

検索