親知らず抜いた方がいいの?

おはようございます。

高松市春日町ハローズ内

たかまつファミリー歯科医院

スタッフ兵頭です。

 

 

皆さんは、知り合いから「親知らずを抜いた」という話を

聞いたことはありますか?

 

親知らずと言うのは、1番奥に生える永久歯のことで、専

門的には智歯や8番と呼ばれています。

 

基本的に「歯は抜かずに済むなら抜かない方が良い」ので

すが、その割に、親知らずに関しては抜歯した人が多いと

思いませんか?

何故、親知らずは抜くことが多いのでしょうか?

 

その理由として親知らずの特徴が3つ挙げられます。

 

【親知らずの特徴①】

「生え方に問題があることが多い」

通常、歯は真っ直ぐ生えているのですが、親知らずは歯の

大部分が歯茎の中に埋まっていることや、真横に生えてい

て噛んでいないことが多い。

 

歯は噛むために存在するので、どの歯とも噛みあっていな

いとなると、何の役にも立っていないことになります。

 

【親知らずの特徴②】

「虫歯や炎症の原因になり易い」

特徴①とも関連しますが、生える方向に異常があることが

多い上に、1番奥なので、歯磨きがしにくい悪い傾向にあ

ります。

そのため、親知らずは虫歯になったり歯周炎を引き起こす

ことがとても多い。

さらに、この清掃不良は7番(親知らずの1つ前の歯)に

も影響し、虫歯や知覚過敏などで7番の神経を抜く原因に

なることも少なくありません。

 

全ての歯の中で、下顎の7番が最も寿命が短い

(早く抜歯になる)と言われていますが、

その原因の1つが親知らずと言われています。

【親知らずの特徴③】

「歯の形態が決まっていない」

歯の形や根の数は、部位によって基本的に決まっています

が、親知らずは決まっていません。

さらに歯の神経の形も非常に複雑なため、1番奥に生えて

いることも相まって治療の難易度が非常に高い。

 

以上のことから、親知らずは抜歯した方がよいことが多

いです。

 

ちなみに、親知らずを抜くのであれば早い方がオススメで

す。

理由は3つ。

①親知らずがある限り炎症を起こしては治ってを繰り返

す。

②長く放置すればするほど7番が虫歯になる可能性が高く

なる。

③高齢になると、歯と骨が癒着して抜くのが大変に(抜か

れる側のダメージが大きく)なる可能性が上がる。

 

今後の人生で、最も若いのは今なので、患者様のお身体の

ためにも早めの決断を推奨します。

ここまで、親知らずを抜く理由についてお話しして来まし

たが、親知らずだからと言って全て抜いた方が良いとは限

りません。

綺麗に生えてちゃんと噛んでいる場合や、歯ぎしりなどで

他の歯に強い負担がかかっている場合などは、メリット・

デメリットを総合的に判断して、抜歯をしないこともあり

ます。

気になるときは、歯科医院で相談してみて下さい。

 

当院では、親知らずの抜歯にも対応しています。

最新のCTを駆使して、患者様に負担の少ない抜歯をしてお

りますので、気になった方はお気軽にご連絡ください。

 

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