飲み込む力を保ちましょう!

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

みなさんは食事や会話中に

むせるようなことはありませんか?

 

元気な口は潤いがあります。

そして食べ物を味わい安全に飲み込み

楽しく会話ができます。

 

しかし加齢とともに

これらの機能が徐々に低下していることがあります。

 

食事中や会話の際に

水分や唾液でむせるようになったのは

嚥下機能(飲み込む力)が

低下してきたサインかもしれません。

 

飲み込む力が衰える原因は?

食べ物や飲み物、唾液は

口から咽頭、食道を通り胃に送られます。

ところが誤って呼吸の道筋である

喉頭や気管に入り込むとむせが起こります。

 

むせが起きる要因の一つに

「加齢」に伴う筋力の低下があります。

飲み込む力が弱まり

飲み込むタイミングが遅れて起こります。

 

加齢以外には

脳卒中の後遺症、筋疾患

がんや逆流性食道炎などの疾患が

原因となる場合があります。

むせること自体が病気ではありません!!

むせは本来入り込んではいけない異物を

咳の反射で外に出そうとする

体の防御反応として起きるものです。

 

むせたときにはしっかり咳をして

誤嚥したものを出しましょう。

 

しかし食事中に何度もむせる

水を飲むたびにむせるなど頻回のむせは

嚥下機能の低下を疑わせるもので注意が必要です。

 

●むせている時に水を飲まない

むせている時は切迫しているので

その最中に水を飲むと

飲み込むタイミングがずれて

さらにその水まで誤嚥しかねません。

むせが治まり落ち着くまでは

水を飲むのは控えましょう。

 

●むせている人の背中をトントンたたかない

誤嚥しかけた物を反射で気道

ら上に出そうとしているのに背中をたたくと

ますます誤嚥物が奥へ落ち込んでしまいます。

背中はたたかずに口を覆うティッシュをそっと差し出すか

しっかり咳で出してくださいと

声をかけましょう。

 

むせが増えると?

★水分の摂取を控えてしまい脱水傾向になる

★低栄養やフレイル(心身の活力が低下した状態)になりやすい

★食べる楽しみが減る

★薬が飲みにくい

★誤嚥性肺炎や窒息につながる

 

 

飲み込む力を維持・高めるためには?

加齢に伴う筋力低下でむせることが増えているなら

口の体操や姿勢を整えることで

むせを減らすことができるかもしれません。

 

むせない方も嚥下機能を維持していくために

口の体操を毎日行うことをオススメします。

 

◆健口体操

口の体操は食事前に行うと効果的です。

◆口開け体操

飲み込みに関連する喉の筋肉を鍛えます。

口を大きく開けて10秒保ち

次に口を閉じて10秒保ちます。

これを5回繰り返します。

口を開けたときに顎に痛みがある場合は

行わないで下さい。

 

◆食事の姿勢を整える

顎が上がった姿勢はむせやすくなります。

椅子に深く腰かけて 背筋を伸ばし、体幹を安定させて

顎は引き気味の姿勢で食べるように心がけましょう。

 

いつまでも美味しく食事を楽しめるよう

意識することで

口の機能を保ちましょう!

 

 

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