美味しさを感じるセンサー

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

さぬきうどんをはじめ麺類のおいしさは

麺のこしにあるといわれています。

でもどうやって私たちはそれを感じているのでしょう?

考えたことありますか(^^)?

 

食べ物のおいしさを味わうとき

味を区別するのは味覚という感覚ですが

歯ざわりというのもなかなか大切です!!

 

宇宙飛行士の食事も

最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが

今は形のあるものに変わりましたね。

これは柔らかくてかむ必要のない

歯ごたえのない食事では

食べた気がしないからではないでしょうか。

 

歯ざわりとか歯ごたえという感覚は

歯の感覚と咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から

成り立っていると考えられています。

 

まずこの場合の歯の感覚とは

むし歯になったときに痛く感じる感覚とは

また別のものです。

 

そして歯の感覚は

歯の表面のエナメル質で感じるのではなく

歯の根の周りをおおっている

歯根膜の圧力を感じるセンサーで感じます。

 

また咀嚼筋の感覚とは

顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が

感じる感覚のことです。

 

筋肉の感覚はたいへん敏感です。

例えば階段を上っていて

高さの不ぞろいなところがあれば

目でみてもわかりにくいわずかな段差でも

すぐに歩く感じでわかります。

それは足の筋肉の感覚が働いたからなんです。

 

うどんが歯に当たったことは

歯根膜のセンサーが知覚して

そのときの咀嚼筋にかかる力を

筋肉のセンサーで知覚します。

 

それらの情報が大脳のコンピューターで

総合的に判断されて

うどんのこしがわかると考えられています。

 

では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合は

どうなるのでしょうか?

 

この場合入れ歯を支える歯肉のセンサーが

歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが

感度がそうとう悪くなるようです💦

 

さぬきうどんをはじめ食べ物のおいしさは

やはり歯が健康でなければ

わかりにくいのではないでしょうか。

ぜひとも今ある歯を大切に

いつまでも美味しく食事ができるよう

口腔管理に努めましょう(^^)/

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