食育通信!食べ物を口にためる?

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

前回に引き続き

食育のお話になります!

 

食べ物を口にためてしまう…

そんなお子さんいませんか?

 

上手く噛んで飲み込めず

いつまでも口の中に食べ物が…

結構こういったお子さん

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

大きくなっても口にためて飲み込めないお子さんは

噛む、飲み込むといった段階的な発達が

十分にできてない可能性があります。

 

噛む力が弱かったり、

適切な一口量を習得できてなかったり

飲み込む力が弱かったり…

口腔周囲筋のトレーニングが必要です。

また後々アップします。

 

今回は1歳頃のお子さん向けの

お話になります。

 

ためこんで飲み込めないのには

原因はいくつかあります。

 

お子さん1人1人で違うと思いますが

いくつかアドバイスを載せます!

 

①お腹は空いてますか?

「口にためて飲み込まない」のは、いつもですか?

それとも給食の時だけ?

おやつのときだけ?

家にいるときだけ?

 

お腹が空いていれば

しっかり噛むことができなくても

飲み込むようにして

食べることが見かけられます。

お子さんの食欲はどうでしょう?

 

食欲不振は便秘、下痢、発熱などの

体の調子だけでなく

精神的なストレスも要因となります。

 

もし食事量が少なくて

体重の増え方や活動にまで影響が出ているなら

まずは医師の診断を受けましょう!

 

②活発で健康なら量の調節を!

活動も活発で健康なら

「少食」も考えられます。

たとえば食事の前半は比較的によく食べる

しかしある時点からあまり食べない

といった場合は無理強いせずに

ハードルを下げて少なくしてみて下さい。

 

特に1歳児などの乳幼児期は

3度の食事だけでなく

間の食事(間食)も必要です。

間食を含めて4回、5回に分けて

少しずつ必要な量をとることも有りです。

 

③ちょうど眠たい時間?

食欲に関係する要因の1つに

睡眠時間や疲労があります。

 

そのお子さんにとって眠たい時間に

食事時間が重なっていませんか?

朝の活動が終わって

ちょうど昼食が始まる頃に

疲れて眠くなって

食欲が出ないこともあります。

しっかり噛むには体力が必要です!

 

④一口量が多くないですか?

飲み込むためには

噛み砕いて唾液と混ぜ合わせ

塊をつくる必要があります。

 

口に入れる一口量が多い場合や

その子の噛む力に合わない食べ物では

噛み砕いて唾液と混ぜ合わせ

まとめることができないから

飲み込めずに口にためて

困っているのかもしれません。

 

やわらかいものや唾液に溶けやすいもの

あまり噛まなくても飲み込みやすいものなら

食べる場合は調理で工夫できます。

 

1歳頃はまだまだ発達途上です。

食べ具合を観察してみましょう。

 

ちなみに手づかみ食べをすることで

適正な一口量を覚えることができます。

ぜひ手づかみ食べをさせてあげましょう!

 

⑤「嫌」なものをためている?

なかには処理能力はあっても

意思をもって口にため

飲み込まない、噛もうとしない

という場合もあります。

 

味や香り、食感などが苦手で

噛まないから口に含んだまま…

という可能性もあります。

 

「イヤ」「嫌い」といっても大丈夫

という安心感を与えられるよう

意思表示があったときは

まず受け入れてあげましょう。

 

そのうえで量の加減や苦手なものを取り除くなど

コミュニケーションしながら

チャレンジできるまで待つといいです。

 

 

せっかく作ったのに(-_-)!

と短気な私はよく怒ってしまってましたが…苦笑

食べること(捕食、咀嚼、嚥下)は

誰もが簡単に習得できるわけではなく

発達に応じて段階的な動きを

繰り返し練習して初めて習得できます。

 

離乳食初期から完了期が非常に大切になるので

気長に気持ちに余裕をもって

取り組みましょう!

↑自分に言い聞かせてみる…笑

 

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