歯並びを悪くしないために、できること② 離乳食の与え方

おはようございます!

高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院

スタッフ塩田です(^^)/

 

前回に引き続き

歯並びを悪くしないために、できること

についてのおはなしです!

今日は離乳食のときのおはなしです。

 

《離乳食で気をつけること!》

離乳食のときは

口や舌などの筋肉を使って

食べ物を飲み込む動作をします。

 

このときに発達段階に応じて

正しい動作を練習し習得できていないと

お口がポカーンとなったり

噛まずに飲み込むようになったり

くちゃくちゃ食べたりするだけでなく

結果的に口の周りの筋肉である

舌、唇、頬を上手く使えず

歯並びが悪くなってしまいます。

 

歯並びには口の周りの筋肉バランスが

非常に関係しています!

特に舌がとても要になります!!!

 

産まれた赤ちゃんは舌を前後にしか動かせません。

また、お乳を飲むときに上下の唇は閉じません。

(お乳をくわえているため)

しかし離乳食を進めていくことで

初期では唇を閉じて飲み込めるようになり

中期では舌が上下にも動かせるようになり

後期では舌が左右にも動かせるようになり

歯ぐきでカミカミできるようになります。

完了期には奥歯で噛めるようになります。

 

当たり前と思われるかもしれませんが

これは段階的に正しい離乳食の与え方や

発達段階に応じた調理形態のものを与えないと

正しく習得できません。

 

習得できてない結果が

『口腔機能発達不全症』です。

口の周りの筋肉が弱く

口の機能である

食べる、話す、呼吸する…

が上手くできていない状態です。

 

食べるは…

・くちゃくちゃ食べる

・ポロポロこぼす

・いつまでも飲み込めない

・丸のみする

・硬いものや繊維物が苦手

 

話すは…

舌の筋力が不足しているため落ち舌になり

いくつになっても舌足らずなしゃべり方です。

サ行やタ行、ラ行が上手く発音できません。

 

呼吸するは…

本来正しい呼吸は鼻呼吸です。

でも口で息をする口呼吸になってます。

 

 

最近のお子さんはほぼほぼ

口がポカーンとして口呼吸だったりします。

口が開いていると歯は前に飛び出し出っ歯になります。

舌の筋力がなく落ち舌になると

顎が広がらず歯並びがガタガタになったり

しゃくれた口元になることもあります。

 

こういったことを防ぐには

正しく離乳食を進めて

きちんと習得することが大切になります!

 

具体的には

離乳食初期は唇をしっかり閉じて

ゴックンできるようにしましょう!

 

絶対にスプーンを口の中につっこんで

上顎や上唇になするのはやめてください。

唇を閉じることを習得できません。

下唇にスプーンをおいて

赤ちゃんが口を閉じたら

まっすぐにスプーンを抜きましょう。

 

中期は舌を上下に動かせるようになります。

舌と上あごで食べ物をつぶす動きを覚えます。

舌が上あごにつくようになることで

口呼吸の防止や上あごの発育に繋がります! 

 

舌で押し潰せる

豆腐やプリンくらいねか柔らかさにした

形あるものをを与えましょう。

 

また初期では上唇を下ろすことができませんが

中期からはできるようなります。

下唇にスプーンをおいて

上唇が下におりて口を閉じるまで待ちましょう。

 

 

後期は舌を使って

歯のない左右の歯ぐきに食べ物を振り分けて

「咀嚼(噛む)」が行われるようになります。

歯ぐきでカミカミできるようになります。

 

舌だけではつぶせないけど、歯ぐきでつぶせる

中期よりも更に硬めのものを与えましょう!

バナナや大根の煮付け、アボカド、モモなどが

目安のかたさです!

 

食べさせ方のポイントは

中期と同じく下唇にスプーンをおき

上唇が下りてからスプーンを引くことと

やわらかいものを前歯でかじりとらせることです。

 

前歯でかじりとることで一口量を覚えます!!

唇の力もかなりついてくるので

スプーンはある程度深さがあるものが

食べやすくなります。

 

この頃くらいから

『自分でやりたい!』の気持ちが出てきます

積極的に手づかみ食べをさせてあげましょう!

 

詳しくは以前かいた

『歯並びをよくする口育て!離乳食のポイント』

のブログに初期、中期、後期と書いてます。

 

興味のある方はよかったら呼んでみてくださいね(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

検索