予防歯科の疑問

こんにちは。高松市春日町にある たかまつファミリー歯科医院 の受付の佐々木です。

 

参考にしている歯科関係の本に気になる 疑問&答え が書いてありました!

 

 

Q.洗口液の効果的な使用のタイミングが知りたいです。

「ブラッシング直後の洗口液は、かえって歯磨剤に含まれる成分の効果を半減させる」のか!?

 

 

A.就寝前の使用が効果的とされていますが、歯磨剤に含まれるフッ化物を半減させないよう、ブラッシング後しばらくしてからの使用が良いでしょう。

 

「洗口液」とは、バイオフィルムの付着抑制や歯肉炎の予防効果を目的とするフッ化物の含まれない洗口液であることを前提としての話です。

洗口液。いつ使えば効果がもっとも大きく現れるのでしょうか?現代のの予防歯科のグローバルスタンダードは、「ブラッシングではフッ化物入り歯磨剤を必ず使う」「ブラッシング後でも口腔内に歯磨剤が含まれる、フッ化物が残るようにする(うがいは1回)」です。したがって、ブラッシング直後に洗口液を使うと、歯磨剤に含まれるふっかふの効果を弱めるので、そのような使用は控えるべきかと思われます。

ではいつ、洗口液を使えばいいのでしょうか?

ブラッシング1時間後か、2時間後か?そこで、洗口液の臨床実験について報告した情報をいくつか調べた結果、特に洗口のタイミングまでを規定した実験はありませんでしたが、規定されているのは、1日2回の洗口、そして洗口液それぞれに応じた量(〜20ml)と洗口時間(〜1分)でした。

 

以上のことから、あくまでも洗口液をブラッシングの補助として用いるのであれば、あまり細かく考えすぎず、ブラッシング後の適当な時間に洗口するのがよいでしょう。

2019年に出版されたガイドブックにも、洗口液使用のタイミングは「ブラッシング後少し時間をおいてから(間隔の指定はないが、少なくとも5分、出来れば4時間)」としめされているそうです。

そのようなあやふやな回答では納得できない方には…「就寝前の洗口が効果的である」という報告もあるそうです。

日中の洗口と比較して、夜(就寝前)の洗口のほうが、洗口後の唾液中の生菌数が少なく、その効果は12時間持続していたとされています。この結果から、実際の口腔内状態にまで効果の差があらわれ?とは断言できないが、洗口液の味がそれほど気にならなず、洗口後すみやかに寝ることができるのであれば、就寝前の洗口がお勧めです。

 

 

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