おはようございます!
高松市春日町のたかまつファミリー歯科医院
スタッフ塩田です(^^)/
昨日は『サラシおんぶ』のやり方を
近所のママさんに教えてもらいました!
事前にYouTubeで学習してましたが
やはり実際に目の前で教えてもらうと
とても勉強になったし分かりやすかったです(^^)
赤ちゃんの顔の位置が
ふつうの抱っこひもでのおんぶと違いとても高いので
視野が広がり良い刺激を受けれそうです♪
しかも上手くおんぶできればめちゃ楽です!
でもまだまだ練習が必要なので頑張ります!
髪の毛ボッサボサ…💦失礼しました…
でもなかなかサラシがいい色に染まってませんか?笑
しかもこのおんぶ
震災時にもめちゃ活躍したそうですよ‼️
おんぶ以外にも怪我をしたときの包帯や縄の代わり
オムツなどにもなるけど
畳めばコンパクトで軽量!
一つは鞄に入れておくといいかもです◎
オススメです(^^)/
さてさて今日は質問をされたことがあったので
ちょっとお話したいと思います。
『2歳健診で反対咬合(受け口)を指摘された』
という話を聞きました。
なぜ反対咬合になるんでしょうか?
複雑に色々なことが関わっていますが
主な原因は3つあります。
1 乳児嚥下の残存(赤ちゃん特有の飲み込み方)
2 低位舌(舌が下に下がっている)
3 口呼吸
ちょっと1つずつ解説します(^^)/
《1 乳児嚥下の残存》
嚥下(えんげ)とは物を飲み込むことです。
唾を飲み込んでみてください!
あなたの舌はどこに付きましたか?
下の前歯の内側?
上あご?
正しい飲み込み方は唇を閉じて
舌は上あごにつきます。
もっと詳しくいえば
舌の先はスポットとよばれる
上の前歯の裏側にある膨らみ部分につきます。
これが正常な飲み込み方です。
でも赤ちゃんだけに許される
別の飲み込み方があります。
それが『乳児嚥下』です。
乳児嚥下は
赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲むためだけの
飲み込み方です。
お乳を咥えるので唇は閉じません。
舌の先は前に突き出して飲み込みます。
でも離乳食を正しく進めていくことで
ミルク以外の食べ物を食べれるようになり
正しい飲み込み方へと切りかわっていきます。
ここで上手く切りかえれないと
乳児嚥下が残ってしまい
歯並びが悪くなる原因になります。
乳児嚥下が残っていることを
異常嚥下といいます。
異常嚥下がある人は『開咬(かいこう)』になりやすいです。
開咬とは奥歯は噛んでるのに
前歯が噛み合っておらず隙間がある状態です。
歯科矯正の難易度も高いです!
↑写真を見てください。
隙間に調度、舌が見えてますよね。
こんなふうに舌を突き出して
唾や食べ物を飲み込んでいると
舌が押す力に負けて
歯は開いたり出っ歯になります。
1日に何回唾を飲み込むと思いますか?
約600回です。
毎日600回腹筋できますか?
毎日600回腕立てできますか?
舌の力は矯正で歯を動かす力よりも
ずっとずっと強いんです。
舌は筋肉の塊です。
毎日600回も押されたら
歯は動き歯並びが悪くなります。
《2 低位舌》
舌の位置が下に下がっている状態です。
低位舌は先ほどの乳児嚥下とも関係してますが…
物を飲み込む時以外も
舌の先は上あごのスポットにふれています。
生まれたての赤ちゃんは
舌が上あごにつきません。
しかし離乳食の中期(7ヶ月頃くらい)から
舌の上下運動を習得するようになります。
なので離乳食中期は
舌で押し潰せる硬さのものを与えるのです。
しかし舌の上下運動を習得できずに
乳児嚥下が残ることで
舌は低位舌になります。
低位舌になると
歯がガタガタになったり
反対咬合(受け口)など
歯並びが悪くなります。
なぜなら舌が上あごを押す力で
アゴが広がるからです。
1日に600回の嚥下で
舌が上アゴを押すことで
アゴが広がります。
歯はどこに植わっていますか?
アゴの骨です。
その骨が大きければ
歯はキレイに並べます。
でもアゴの骨が小さければ
並びきらずガタガタになります。
駐車場があります。
軽自動車専用で20台しか停めれません。
20台をキツキツに詰め込みます。
そんな駐車場に28台もの乗用車が停めれますか?
無理ですよね?
軽自動車は乳歯(こどもの歯)で20本
乗用車は永久歯(おとなの歯)で28本です。
乳歯がキツキツでキレイに生えていても
乳歯の2倍程ある永久歯が
同じ場所にキレイに並ぶでしょうか?
無理ですよね?
まだまだ成長するから
アゴも広がるでしょ?
と思うかもしれませんが…
上アゴの成長は6歳で90%完了します。
ちなみに下アゴは
小学校高学年から中学校に成長スパートが始まり
思春期が終わるぐらいまで成長します。
上アゴが小さいと
下アゴは上アゴにブロックされて
広がらないので
上下ともガタガタになります。
しかし中には上アゴが小さすぎるために
反対咬合になることもあります。
乳児嚥下が残ったままだったり、低位舌が原因で
上アゴが刺激されず広がらない。
しかし舌が常に下の前歯の裏側にあるので
下アゴは押されて正常に成長し
上アゴは小さく下アゴは成長した…
というパターンです。
上アゴが小さすぎるのが原因です。
また低位舌を招くので
必ず注意してほしいのが
『ストロー!!!!!』です。
口の機能発達の順番からすると
コップ飲みができるようになってから
スパウトやストローを使ってOKです。
コップ飲みができる前に
スパウトやストローを使うと
低位舌を招いてしまい
反対咬合になる確率が上がります。
離乳食初期は難しいので
水分補給は哺乳瓶か母乳で
中期からはコップ練習を始めましょう!
口育協会はWOW CUPをオススメしてます。
逆さにしてもこぼれないし
唇の筋トレもできます!
《3 口呼吸》
乳児嚥下が残っていたり低位舌があると
舌が常に下がっているので
口が開きやすく、口呼吸になりやすいです。
そして口呼吸をしていると唇が閉じないので
歯は外に向かって飛び出し
出っ歯になるのです。
歯並びは口の周りの筋肉バランスで決まります!
口の周りの筋肉は
舌、唇、頬です!!!
乳児嚥下の残存、低位舌、口呼吸の3つは
複雑に絡み合ってます。
↑この動画
口呼吸や低位舌の影響が
イメージしやすいです!
大人の歯が反対咬合の場合は
矯正しかないと思います。
しかし2歳くらいであれば
その原因を取り除き
口の周りの筋肉バランスをよくする
口の周りの筋肉トレーニングを行えば
治る余地はあると思います。
ただトレーニングは容易ではないです。
筋トレって毎日しないと意味がないですよね?
親御さんの協力が必要です。
でも今頑張ることで
お子さんにきれいな歯並びを
プレゼントできるかもしれません(^^)
ただ程度によっては
早くから矯正を始めたほうが
いい場合もあります。
心配なことがありましたら
ご来院くださいね(^^)
簡単にできるオススメトレーニングをお伝えします。
『あいうべ体操』です。
口の周りの筋トレができます。
とくに舌の筋力が弱いと思うので
しっかり『べ~』の部分を頑張りましょう。
あいうべ~が1セットで
1日30セットを目標に頑張りましょう!
大げさにするのがポイントです(^^)
また次回別のトレーニングも紹介します!
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